赤外線の概要

読み: せきがいせん

赤外線とは、約0.77マイクロメートルから1000マイクロメートル程度までの波長領域を持つ電磁波で、人間が視認できる可視光線の赤色よりも波長が長いため目には見えない光線のことである。

0.77マイクロメートルから2.5マイクロメートルまでの電磁波を近赤外線といい、2.5マイクロメートルから4マイクロメートルまでの電磁波を中赤外線、4マイクロメートルから1000マイクロメートルまでの電磁波を遠赤外線という。波長の長さによる赤外線の分類に明確な定義はなく、提唱される状況や場所によっては波長領域が変わることも多い。

赤外線は波長が短く周波数が低いため、テレビなどのリモコンや携帯電話の通信など近距離通信に使われることが多い。特定のパルス信号を近赤外線に乗せて、受信部が受け取ることでデータ通信が可能となる。

また、遠赤外線は物質が放射する格子振動の波長を含むことから、その振動周波数と一致することで遠赤外線のエネルギーが吸収され、格子振動を増加させることにより物質の温度を上昇させることができる。そのため、電子レンジやヒーターなどの加熱機器に利用されることが多い。

2014年03月05日 更新


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