長崎県壱岐市と「海業」の推進に関するエンゲージメントパートナー協定を締結
~「海を守る行動」を収益・雇用・教育につなげる統合モデルを壱岐から全国へ~
KDDI株式会社
2026年5月13日
KDDIは、2026年5月1日、長崎県壱岐市(市長:篠原 一生、以下 壱岐市)と、海の豊かな自然や食の魅力を生かして地域の賑わいや新たな雇用・所得を生み出す「海業(うみぎょう)」の推進を目的とした「エンゲージメントパートナー協定」(以下 本協定)を締結しました。
本協定は、KDDIが推進する地域課題解決の取り組みの一環として、海洋環境の保全と地域産業の持続的な発展を両立させることを目的としています。KDDIは本協定を通じて、壱岐市と連携し、海業体験の創出や海の状態の可視化・管理、ブルーカーボンなど環境価値の活用を組み合わせ、地域課題の解決と市民生活の質の向上を目指します。なお、本取り組みは、KDDIが参画・運営に関わる地域課題解決アライアンス「YORIMIRAI(
※1)」の枠組みを活用し、同アライアンスのリージョナルパートナーであるIKI PARK MANAGEMENT株式会社および一般社団法人リーフボールジャパンと共に推進します。
YORIMIRAIでは、地域に深く根差すパートナーと技術・知見・サービスなどのアセットを提供できる企業が柔軟かつ能動的に連携し、取り組みを発展させていきます。

<本協定締結式の様子>
■背景
壱岐市では、漁業従事者の高齢化や漁獲量の減少、磯焼けに代表される海洋環境の変化など、漁業・海洋分野において複合的かつ構造的な課題を抱えています。これらの課題は、地域経済や雇用、次世代への教育にも影響を及ぼしています。
KDDIは、通信やデジタル技術を活用した地域共創の取り組みを全国で進めており、一次産業や環境分野においても、地域と共に持続可能な事業モデルの構築を目指しています。壱岐市が有する豊かな海洋資源と、地域内外の知見を掛け合わせることで、課題解決と新たな価値創出の両立を推進します。
■本協定について
1. 協定締結の目的
海業体験の創出、海の状態の可視化・管理、ブルーカーボンなど環境価値の活用を組み合わせた統合的な取り組みを通じ、「海を守る行動」が雇用、教育につながる持続可能な海業モデルの構築に取り組みます。
2. 協定締結日
2026年5月1日
3. 協定内容
(参考)
■壱岐市について
壱岐市は、九州北部の玄界灘に浮かぶ人口約2万3千人が暮らす島です。博多港から高速船で約1時間と都市部からのアクセスも良好で、「壱岐牛」に代表される農畜産業や、ウニ、イカなどの漁業が盛んです。市内には「魏志倭人伝」に記された歴史を物語る神社や遺跡が点在し、日本遺産にも認定されています。近年は2025年度からの「シン市役所化計画」のもと、生成AIの活用といったDXを推進しています。さらに、市民や企業と連携する「共創」を軸に、市民の挑戦を応援するプラットフォームの運営など、デジタルと市民の力を活かした持続可能なまちづくりを積極的に進めています。
■IKI PARK MANAGEMENTについて
長崎県壱岐市と内閣府の国境離島アドバイザーである高田佳岳が共同出資し、2018年11月に設立。壱岐市内の公営遊休施設をファシリティマネジメントにより有効活用し、官民連携で潜在的な資源を磨き上げ、観光交流人口の拡大と観光消費の拡大により島の経済浮揚を牽引することを目的としています。バーベキュー、マリンアクティビティ事業、キャンプサービスなど島の自然を活かしたアウトドア・レジャーを軸に事業を展開しています。
■一般社団法人リーフボールジャパンについて
2021年9月、代表の田山久倫が故郷である壱岐市へUターンしたことを機に設立。沿岸生態系の再生・保全を専門とする法人として、世界75か国以上で導入実績のある人工礁「リーフボール」の設置を核に、国内外で藻場やサンゴ礁の再生プロジェクトを推進しています。「森と海の繋がり」を重視し、環境保全と地域経済を循環させる「生物共生型沿岸インフラ(ブルーインフラ)」のモデル創出に注力しています。また、環境価値の計測・データ化においても専門的な知見を有しており、次世代の海の守り人を育成する海洋教育にも精力的に取り組んでいます。
■YORIMIRAIについて
YORIMIRAIは、2025年8月29日に発足した、地域課題を持続可能なスキームで解決することに取り組むアライアンスです。インフラ、メーカー、メディアなど多様な業界から複数の企業や、地域で活躍する企業・団体が参画し、各社のアセットや知見を組み合わせることで、新たな価値を創出し、持続可能な地域社会の実現を支援しています。
■Te to Teについて
「Te to Te」は、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向け、地域の未来に情熱を持ち、より良い地域づくりを目指すみなさまと手と手を取りあって、新たな可能性の扉を開きたいという思いから生まれたブランドです。
KDDIグループは、人と人、モノゴト、地域の思いをつなぎ、地域とともに持続的な発展を築いていきます。
