
株主の皆さま、投資家の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
2005年度以降、KDDIは一層のお客さま基盤の拡大を目指し、「戦略とスピード」をキーワードに攻めの姿勢の事業戦略を展開しておりますが、2006年度はMNPの順調な滑り出し、FTTHの事業統合など、事業展開および業績面でおおむね結果を出すことができ、次なる成長ステージへ向けて着実に前進することができました。そこで今後のさらなる成長に向け、方向性を示す時期が来たと考え、KDDIの中期的目標である「チャレンジ2010」を2007年4月に発表しました。これには、KDDIは常にお客さま、お取引先、従業員などのステークホルダーとともに、成長し続ける企業でありたいという強い意志を込めました。
2010年度の連結ベースでの数値的な目標として営業収益4兆円、営業利益6,000億円を目指していますが、これは、数値的なコミットメントというよりも、むしろKDDIグループが一丸となって進もうということでチャレンジングなターゲットとして設定しました。この「チャレンジ2010」の達成に向け、KDDIはあらゆるサービスにおいて、お客様満足度No.1に挑戦し、「量的拡大」と「質的向上」の両立による持続的な成長を目指していきたいと考えています。
コンシューマ向けにFMBC (Fixed Mobile & Broadcast Convergence) サービスを立ち上げていくことも大きな課題です。「ウルトラ3G」によるインフラ面での統合に先立ち、コンテンツ・メディアを中核とした上位レイヤーにおけるサービスの提供に向け、KDDIの強みである移動通信と固定通信を1社で展開できる体制を活用していきます。このほか、事業領域の拡大についても積極的に取り組み、営業収益4兆円の目標のうち、5%程度は新規事業が貢献できるように持っていきます。
KDDIは「量的拡大」と「質的向上」のバランスのとれた成長により、株主の皆さま、投資家の皆さまのご期待に応えていきたいと考えております。今後ともご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2007年8月10日
代表取締役社長兼会長
小野寺 正

