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KDDI: ユビキタス・ソリューション・カンパニー

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ニュースリリース
2006年
沖電気とKDDI、無線LAN対応au携帯電話「E02SA」を活用した企業向けモバイルソリューション事業展開で提携

沖電気工業株式会社
KDDI株式会社

2006年5月25日

沖電気工業株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 篠塚 勝正、以下 沖電気) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長兼会長: 小野寺 正、以下KDDI) は、KDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」を活用した企業向けモバイルソリューションに関して提携し、共同で事業展開していくことに合意しました。これにともない沖電気は、本年10月より対応ソリューションの提供を開始します。

企業では、企業ネットワークに関わる通信費・保守運用費の削減と共に、業務プロセスの改善・オフィスの生産性向上をはかるため、企業内IPセントレックス (注1) の導入検討が盛んになってきました。特に、無線LAN環境を利用したモバイルセントレックス (注2) への関心が高まっており、営業など外出の多い部門を中心に、端末一元化による公衆網 (携帯電話網) と構内網 (企業LAN) のシームレスな通信環境の実現が望まれています。

KDDIがau初の無線LAN対応の携帯電話として、本年7月から企業向けに提供を予定している「E02SA」は、社内では無線LAN対応のVoIP内線電話として、外出時にはau携帯電話として利用可能で、1端末による効率的な企業ネットワークの構築が可能になります。又、無線LAN上で音声通話をより快適に実現するために無線LAN規格「IEEE802.11b」に加え「IEEE802.11g」にも対応するとともに、無線区間のQoS制御機能 (注3) には「IEEE802.11e」を採用し、通信速度の高速化と音声の高品質化が図られています。

沖電気は企業内IPセントレックス・モバイルセントレックスを実現する商品であるIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE® Server SS9100 (以下「SS9100」)」を用いたシステムを販売してきました。今回「E02SA」を「SS9100」のモバイルセントレックスを実現する端末のラインナップに加えることで、企業毎の多彩なニーズに柔軟に対応できる新たなコミュニケーション手段の提供が可能となります。また、沖電気のVoIP対応無線LANアクセスポイント「MWINS® BR2100シリーズ」は、「E02SA」の準拠する無線LAN規格に対応しているため、これらを連携させることで音声の高品質化と、安価でより快適な通信環境が実現します。

両社では、今後とも企業のIT経営戦略に貢献する無線LAN対応のau携帯電話を活用したモバイルソリューションを共同展開していきます。また、企業の競争力強化・業務効率改善に向けたワークスタイルの変革を促す付加価値サービス創出に向け検討していきます。

注1)  企業内IPセントレックス
企業が、従来拠点毎に設置していたPBXを1ヶ所、1システムに集約して管理・運営する形態のこと。(一般に通信事業者がIP網経由でPBX機能を企業に提供するサービス形態を「IPセントレックス」という。)

注2)  モバイルセントレックス
企業内IPセントレックスで用いられる端末を、モバイルIP電話端末に代表される携帯型端末としたIP電話の導入形態。携帯型端末による機動性を活かし、事業所や座席にとらわれないワークスタイルを実現する。

注3)  QoS制御機能
QoSは「Quality of Service」のことで、音声パケットを優先し、音声帯域を確保すること。IEEE802.11eは無線LANの「QoS制御」を行う規格としてIEEE (米国電気電子技術者協会) が制定した規格。EDCA (Enhanced Distributed Channel Access) 方式はこの規格で定められた一方式で、優先度の高いパケットを送信する無線機器が他の機器よりも早く電波の送信権を獲得できるようにしてQoSを実現する。


CONVERGENCE、MWINSは沖電気工業株式会社の登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。

●本ソリューションの連携イメージ
図: 本ソリューションの連携イメージ

●「IP CONVERGENCE Server SS9100」について
IP-PBX機能と業務アプリケーションを、オープンな環境であるMicrosoft.NET上で融合させた新型のIPテレフォニーサーバです。「SS9100」はVoIPによるコスト削減に加え、IPテレフォニーと業務アプリケーションをシームレスに連携させることによりビジネスプロセスの効率化をサポートします。


●VoIP対応無線LANアクセスポイント「MWINS」について
MWINSは、VoIP対応の無線LANアクセスポイントです。高音質でセキュリティを確保しつつもコントローラが不要なため、小規模オフィスでも安価に音声とデータを統合した無線LAN環境を構築できます。


●無線LAN対応のau携帯電話「E02SA」について
KDDI初の無線LAN機能を搭載したau携帯電話「E02SA」はVoIPによる内線電話と携帯電話を1台で実現します。これによりオフィスでは内線電話、外出時には通常の携帯電話として使い分けることで、大幅な業務効率の向上を可能とします。
なお、KDDIでは、無線LAN対応の携帯電話を利用した無線LANケータイ内線ソリューションを「OFFICE FREEDOM (オフィスフリーダム)」として展開しており、沖電気はOFFICE FREEDOMの認定パートナーとして本ソリューションを販売します。

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