2003年9月 社長会見

日時 2003年9月17日 (水) 13:30~14:15
場所 経団連会館
発表案件 第3世代携帯電話 (CDMA2000 1x) ご契約数1000万突破
および「1000万加入突破記念キャンペーン」の実施について

移動通信

  • 1x EV-DOの進捗状況について知りたい。
    EV-DOのシステムについては、順調に仕上がってきている。現在は端末を含めた総合的な試験を行っているところだ。今秋には予定通りサービスを開始したい。
  • EV-DOによるデータの高速化と、DDIポケットの定額制データサービスとは、重複する部分があると思うがどうか。
    DDIポケットは64Kbps・128Kbpsという通信速度を常時接続、定額料金で提供している。メールを常時やり取りしたり、テキストベースのWebを閲覧するには良いサービスだ。一方、EV-DOでは、システムキャパシティ上、使い方が大きく異なり、定額制というのは無理だが、最大2.4Mbpsという高速性を生かしてパケット単価が安いサービスが提供できる。一般的なデータ専用の無線という用途ではDDIポケットが優れており、EV-DOは今の携帯電話の進化型であると考えている。
  • 海外との間でデータを使った国際ローミングをいつ頃導入できる見通しか。
    日本の携帯電話を海外に持ち出して使う場合には、周波数とシステムを合わせなければならないという課題がある。音声でいえば、KDDIは「グローバルパスポート」端末を提供しているように、現在でも海外事業者とのコンパチビリティは取れている。一方、データの場合は、回線交換でやるのか、パケットでやるのかという課題がまだ残されており、日本はパケットで先行しているが、海外では今作りつつあるところだ。今後、海外でもデータ通信、Webや写真を送ることなどもできるようにしていきたいが、具体的な時期などは未定である。
  • 「着うた」の状況、好調の理由は。
    「着うた」は好調であり、8月に700万ダウンロードの実績を出している。好調の理由はコンテンツプロバイダーのみなさまが、最新の楽曲など積極的にプロモーションしていただいていることにある。従来のレコード会社の収入とならなかった着メロと異なり、レコード会社もCDの権利で収入を得ることができる。また、通信会社はトラヒックで、ユーザーはCDと同じ楽曲が聞けることで3者それぞれのメリットが得られたことが、好調の理由だと思う。
  • 1xと別のEV-DOのネットワークを拡充しているようだが、そのねらいは。
    1xは音声とデータで1つの無線キャリアを共有しており、データそのものの容量は大きくないため、IPバックボーンまでは比較的大きな設備を必要としない。一方で、EV-DOは、音声は1xを使用し、データは大容量のデータを扱うため、ダークファイバーにより基地局に直接IP網を接続したほうが効率的になるなど、1xとは別の設計を行う部分がある。新しいネットワークを作るか否かについては、まさに経済効率上の問題である。
  • 競合他社で法人相手に、携帯電話通話料の格安レートを設定する動きがあるようだが、料金競争について、どのように思うか。
    携帯電話についてもさまざまな料金プラン、タリフを作ってきている。料金競争は厳しくなってきているが、固定網の法人向けサービスで起こっているようなバックボーンの余剰感からくる極端な価格の下落はないのではないか。移動通信には、無線を使うため、周波数によってある程度のキャパシティが決まってしまう。無線のインフラのコストは限界があるので、それを下回ってまで提供するようなことは考えていない。

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