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事例紹介: 高校生たちが幼児向け絵本をクラウドファンディングで出版〜地域の子どもたちに地元の魅力を知ってもらう活動を応援〜

地域の子どもたちに、豊岡の魅力を伝える絵本を届けたい。高校生たちの思いをのせた絵本の出版プロジェクトが立ち上がり、クラウドファンディング企画として始動。KDDIは、社員が思い入れのある地域を応援するための社内コミュニティ「地域サポーター」のメンバーとともに、豊岡市と連携のもとクラウドファンディング企画の具体化、実施を支援しました。今回は、クラウドファンディングに挑戦した高校生の河見さんと、活動を側面から支援された豊岡市の沖中さまにお話を伺いました。

KDDI×豊岡市 高校生たちが幼児向け絵本をクラウドファンディングで出版

背景と課題

高校生の授業の取り組みから生まれた絵本

兵庫県豊岡市 環境経済課 定住促進係長
沖中 正孝さま

豊岡市では、教育の一つの柱として、ふるさと教育に取り組んできました。地域内の高校に対しては、各校の生徒が地域に関わるような活動の支援を行っており、状況に応じて外部講師の紹介をすることもあります。

豊岡高校では5年前から、高校生が地域課題に取り組む「探究的な学習」の授業が行われています。今回の絵本出版プロジェクトも、高校生2人が2年生の「探究」の授業の時に絵本の研究に取り組んだことがきっかけで生まれたものでした。豊岡市は、このプロジェクトを側面からサポートする立場で参加しています。

豊岡市とKDDIが高校生の活動を支援

豊岡市は、KDDIと包括協定を結んでおり、これまでも観光動態調査やビッグデータ、スマート農業の推進、5G基地局の開局など、様々な施策を協働で実施しています。ちょうど豊岡高校の絵本出版プロジェクトが立ち上がった頃、KDDIと地域課題の対策アイデアを出し合う中で、クラウドファンディングについて議論する機会がありました。こうした経緯もあって、絵本出版プロジェクトがクラウドファンディングと結びついたところがあります。

高校生が自分たちでクラウドファンディングを立ち上げ、出版費用を調達するという方法は、その経験自体が生徒たちの学びになると思います。高校と生徒にこのアイデアを提案したところ実施が決まり、KDDIにもクラウドファンディング企画をサポートしていただく形になりました。

豊岡高校×豊岡市×KDDIによる取り組み事例

幼児向け絵本出版 クラウドファンディングプロジェクト

<プロジェクト概要>

兵庫県立豊岡高校の2人の高校生 (河見帆南さん、山崎果凜さん) が、学校の探究的な学習の中で絵本の教育効果を調べ、自分たちで絵本を手作りしたことがプロジェクトのきっかけに。その後、「地元の保育園・幼稚園・小学校に絵本を届けられないか」という2人の思いに賛同した仲間が集まり、絵本出版プロジェクトが立ち上がり、今回のクラウドファンディングプロジェクトが実施された。

KDDIは、豊岡市、クラウドファンディング「CAMPFIRE」、地方創生を応援する「KDDI地域サポーター (注)」のメンバーとともに、企画の具体化、実施を支援。4月28日の合同企画会では豊岡高校と全国の地域サポーターがオンラインでつながり、意見交換が行われた。

  • 注)
    KDDI地域サポーターとは?
    KDDIは、地域への貢献と社員に対するSDGs・地方創生の浸透を目的に、業務外で地域を応援する社内コミュニティ「地域サポーター」を立ち上げました。SNSを活用した地域の情報交換や、地域と接点を持つことができる全体企画を通じ、社員が自律的な関係人口として地域に貢献するためのサポートを行っています。
高校生10人が豊岡市の保育園・幼稚園・小学校に「手作り絵本」を届けたい!

クラウドファンディングプロジェクトの流れ

<全体スケジュール>

  • 4/5 キックオフ&CAMPFIREによるクラウドファンディングのポイント説明会
  • 4/28 高校生×KDDI「地域サポーター」による合同企画会
  • 6/7 クラウドファンディングページ公開
    4日間で目標金額100万円に到達。
    英語版の出版費用を含めた150万円をネクストゴールに設定。
  • 7/7 クラウドファンディング終了 (ネクストゴール達成!)
  • 7/8 支援者へのお礼メール
  • 7/12 印刷冊数決定、印刷開始
  • 8月上旬〜 リターン送付・地元保育園、幼稚園、小学校へ配布開始

クラウドファンディングで絵本の出版を目指す、10人の豊岡高生。観光協会へのリターン品の相談や、クラウドファンディングの活動報告なども自分たちの手で行った。

4月28日に実施された合同企画会では、豊岡高生10人とKDDIの地域サポーターがオンラインでつながって意見交換。高校生の感覚では出なかったアイデアも出てきて、プロジェクトメンバーには新鮮な感覚があったそうだ。

出版を目指す絵本『なかみはなにかな? とよおかカバン』。地元豊岡市、旧一市五町 (豊岡市・城崎町・竹野町・日高町・出石町・但東町) の名物や名所が、豊岡の名産品「とよおかカバン」の中から次々に出てくる。「絵本を作ることで、自分の住んでいる町以外の良さを再確認できました」と河見さん。

合同企画会によって自分たちの視野が広がった

兵庫県立豊岡高等学校3年 河見 帆南さん

この絵本を作ったきっかけは、小さな子にも豊岡の良さを知ってもらいたいという思いがあったからです。豊岡市では、小学生からふるさと教育が行われていますが、それより小さな子どものために、絵本という誰もが触れられるものを使って良さを伝えようと考えました。

今回のクラウドファンディングプロジェクトがスタートした時には、自分たちの作った絵本が本当に形になるかもしれないとすごくワクワクする一方で、未知の世界への挑戦には不安もありました。そんな中、合同企画会でKDDIやCAMPFIREの方のお話をお聞きして、自分たちの視野が広がり、プロジェクトの現実味がどんどん増していく感覚がありました。
また、東京や日本各地の地域サポーターの方たちとオンラインでお話ししながら、このプロジェクトに力を貸してくださって本当にありがたいと思いました。豊岡市内にも協力してくださる方はたくさんいるのですが、豊岡の外にいる方にはどういうニーズがあるのか、私たちにはなかった視点で考えていただけたのは参考になりました。

たくさんの人のつながりに感謝

クラウドファンディングのスタートから4日で当初の目標金額100万円を達成することができました。とても早い目標達成にメンバー一同、驚くばかりでした。そして、さらにネクストゴールを設定させていただき、「いつかできればいいな」と考えていた英語版の絵本の出版まで実現することができました。

募集期間中には、たくさんの方からコメントをいただきました。「OBです」「卒業生です」「今は豊岡に住んでいないけれど応援しています」など、温かい応援の言葉は、私たちの活動の励みになりました。クラウドファンディングで支援してくださった皆さん、先生、豊岡市の方、CAMPFIREの方、KDDIの地域サポーターの皆さんなど、本当に多くのご支援をいただいたおかげでプロジェクトを成功させることができました。これは私たち高校生の力だけでは絶対に達成できなかったと思います。たくさんの方々とのつながりと応援に、本当に感謝しています。

今後の展望

豊岡が好きな人を増やしていく

私の担当する課は、豊岡の人口減少対策、移住、定住、Uターン、Iターンなどの誘致施策を行っています。
豊岡の高校生の多くは進学で県外に移っていくため、そういう人たちに「将来は豊岡で暮らしたい」「豊岡に戻ろうかな」と思ってもらうにはどうすればいいかを常に考えています。
そんな中、高校時代にたくさんの人たちと知り合ったり、まちづくりに貢献したり、「豊岡にいて楽しかった」という思い出をたくさん作ることができれば、それが将来のUターンやIターンにつながるかもしれないし、帰って来られず離れた場所で暮らしていても、豊岡を好きでいてくれるかもしれないと思っています。
今回のクラウドファンディングプロジェクトは、高校生にとって、これまでにない学びや気づきの得られる楽しい体験になったのではないでしょうか。こうしたことが、豊岡を好きでいてくれるきっかけにつながればという思いがあります。

まちづくりのために、さらに交流を広げたい

今回のプロジェクトも含め、いろんな分野でKDDIにサポートしていただいて、まちが少しずつ良くなっていることを実感しています。今後も、1つの分野だけでなく、まちづくり全体で様々な施策が実施できればと思っています。
今はまだ、一部の市職員だけがKDDIとつながっているような感じですが、「もっとこれも相談してみよう」と、さらに交流を広げていくことができたらうれしいです。
地域サポーターの方との交流は、とても面白い取り組みだと思います。私たちと一緒に一生懸命考えていただけるので、じっくり時間をかけて情報を共有できれば、もっといいアイデアをいただけるのではないかと期待しています。

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