事例紹介: 兵庫県豊岡市2

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IoTを活用! 化学肥料に頼らない「コウノトリ育む農法」の水田管理省力化

豊岡市の抱える課題

豊岡市では昭和40年 (1965年) からコウノトリの人工飼育に取り組んでいます。コウノトリが野外で生きていくためには多様な生きものがたくさんいる「自然環境」が必要なため、豊岡市では農薬や化学肥料に頼らない「コウノトリ育む農法」にも力を入れています。しかしこの農法は、農薬を使用しない代わりに害虫を食べてくれるカエルやヤゴを増やすため、通常よりも長い期間水を張らなくてはいけません。この水管理に多大な労力がかかるため、管理の省力化が課題となっています。

「豊岡市スマート農業プロジェクト」-KDDIの役割-

「豊岡市スマート農業プロジェクト」では、第一弾として水田管理省力化を目指す実証事業を始めました。

豊岡市の農家が管理する水田に通信回線を利用した水田センサーを設置することで、農家の方はスマートフォンなどで水位を確認できるようになり、見回り回数の削減や見回り時間の短縮による省力化とコスト削減を図ることができます。また、水位データに異常値が確認できた時は自動でメール通知する仕組みを備えています。

水田センサーを設置する様子

水田センサー

担当者さまインタビュー

豊岡市
コウノトリ共生部農林水産課
山本 隆之さま

豊岡市で取り組んでいる「コウノトリ育む農法 (無農薬、減農薬栽培)」は、通常よりも小まめな水管理を長い期間行うため、見回りに労力がかかります。特に、大規模農家は見回りに半日かかることもあり、水管理の省力化が課題となっています。
そこで、KDDIさんと「スマート農業プロジェクト」を開始し、水管理の省力化に加え、稲の生育のムラを解消し、収量の向上および品質の安定化につなげられるよう検討を続けています。
最初はICTの活用に不安が多かった農家の方からも、効果を実感する声を聞くようになり、また、新しいテクノロジーを活用した農業で若い世代の農業に対する関心を高めることにも繋がると期待しています。

KDDI担当から

KDDI株式会社
ソリューション事業本部
ビジネスIoT推進本部
地方創生支援室
田中一也

平成30年度より実証を開始しましたが、その直後に西日本豪雨に見舞われ、センサー情報は閾値を超え、水田全体が水没してしまう状況に直面しました。水田センサーで見える化したことで、私たちも水田の様子が心配になり不安な日々を過ごしました。しかし、稲は、農家の方のご苦労の末に再生し無事収穫する事ができ非常に感動しました。

農家の方と実際にお話しをしていると、多くの要望や課題をお聞きします。その声の一つ一つに真摯に向き合い、地方創生の一助になれるよう取り組んでまいります。

自治体さまプロフィール

  • 自治体名:
    兵庫県豊岡市
  • 所在地:
    兵庫県豊岡市中央町2番4号
  • URL:
    新規ウィンドウが開きます豊岡市ホームページ
    • 外部サイトへ移動します。

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