2024年度 ステークホルダーダイアログ(人権)

人権をテーマとしたダイアログ

KDDIは、2025年3月、九州大学法学研究院・法学部 准教授 成原 慧氏をKDDI本社にお招きし、当社の「AIと人権」への取組み全般に対する評価および当社の課題に対するアプローチについてご助言いただきました。

出席者

成原 慧氏
<有識者>

国立大学法人 九州大学法学研究院・法学部 准教授 成原 慧氏

<KDDI出席者>

サステナビリティ経営推進本部長 矢野 絹子
サステナビリティ推進部長 杉田 満美子
サステナビリティ推進部 コミュニケーション推進GL 河田 恭兵、三室 志帆、前嶋 隆幸
先端技術企画本部 エキスパート 高木 幸一
Data&AIセンター AI基盤GL 和田 真弥
Data&AIセンター プライバシーガバナンスGL 山崎 晃弘

  • 出席者の肩書、役職は、2025年3月時点

ステークホルダーダイアログでは以下のご意見をいただきました。

  • 法人向けにAIサービスを提供する際、ネットワーク上で多種多様なAIが相互作用し、予測できない結果が生じる可能性がある。対応としては、相手先と情報・インシデント・リスク対処法を共有することが重要である。
  • 社内への浸透活動は、従業員に当事者意識を持たせるために、ワークショップなど双方向コミュニケーションを行うべきである。
  • AIサービスの運用段階で生じたリスクやインシデントを、AIサービスの企画部門や設計開発部門にフィードバックすることが大切である。
  • 取り組みの情報公開は、広島AIプロセスの「報告枠組み」などを通じて国際的に広く開示することも大事だが、国内のステークホルダーに理解しやすい形式で開示することも重要である。

AI活用に関する人権リスクには予測困難なリスクが存在することを再認識し、社内でのAI影響評価だけでなく、ステークホルダーと情報や対策を共有することの重要性を再確認しました。