ステークホルダーエンゲージメント
ステークホルダーエンゲージメントの考え方と体制
KDDIの事業は、お客さま、株主さま、お取引先さま、従業員とその家族、地域社会などのステークホルダーの皆さまと関わりを持っています。KDDIは、事業活動に関わるすべてのステークホルダーの皆さまに、「新たな体験価値」を提供し、ご満足を実現するために、さまざまな活動を行っています。
活動においては、GRI Standards、SASB、IIRC、ISO26000などのサステナビリティに関する国際規格、JIS Z 26000、「環境報告ガイドライン」「価値協創ガイダンス」などの国内規格や投資家からのヒアリング項目をチェックリストとして使用し、現状分析および課題に対する対処方針を策定し実施しています。各エンゲージメント結果は、社内で報告・共有されることはもちろん、その重要性に応じて各委員会や経営会議などで報告され、意思決定に反映されます。支えてくださるすべてのステークホルダーの皆さまとの対話を尊重し、ステークホルダーの皆さまとの共創を積み重ね、社会的課題に積極的に取り組み、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献していきます。
ステークホルダーの相関図

ステークホルダーダイアログ
KDDIは、サステナビリティ担当役員が責任者となりステークホルダーダイアログを実施し、ステークホルダーの皆さまのご意見・ご要望を経営に取り込み、改善していく仕組みを構築しています。
2021年度は、「KDDIのSDGs」をテーマにアナリストをお招きし、KDDIの取り組みへの評価・期待をお話しいただく社内向けの「アナリスト講演会」や、サステナビリティ先進企業の事例からサステナビリティ経営の実践方法について学ぶことを目的とした、KDDIおよびKDDIグループの幹部社員対象とした「SDGs本部長勉強会」を実施しました。
- 2022年2月25日サステナビリティニュース
2021年度SDGs本部長勉強会を実施
ステークホルダーエンゲージメント実績
サービス利用者
信頼に応え、安心・安全で価値ある商品・サービスを提供し、ご満足(お客さま体験価値)を追求します
コミュニケーション方法 | 21年度実績 | 内容 | 経営および事業活動への反映 |
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各種メディア、ウェブサイト、SNS等での発信 | 通年 |
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お客さまセンター(電話・ウェブ)での問い合わせ受付 | 通年 |
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auショップ・販売店窓口 | 通年 |
株主・投資家
誠実かつ公正な情報開示と、積極的なコミュニケーションにより、信頼関係の構築を図ります
コミュニケーション方法 | 21年度実績 | 内容 | 経営および事業活動への反映 |
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株主総会 | 1回 |
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決算説明会 | 4回 |
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株主通信による情報発信 | 2回 | ||
国内外機関投資家との面談 | 約660回 |
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投資家さま向け説明会 | 数回 |
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ウェブサイトによる情報発信 | 通年 |
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地域社会
連携・協調を図り、地域社会の一員としての役割を果たします
コミュニケーション方法 | 21年度実績 | 内容 | 経営および事業活動への反映 |
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各地域での社会貢献活動 | 計104回 |
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学校や地域の施設で実施する情報モラル講座(KDDIスマホ・ケータイ安全教室、スマホde防災リテラシー)、環境教育 | 計3,355回 |
NPO・NGO
対話と協働を通じ、より良い社会づくりに貢献します
コミュニケーション方法 | 21年度実績 | 内容 | 経営および事業活動への反映 |
---|---|---|---|
KDDI財団を通じた活動 | 通年 |
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NPOなどと協働した取り組み | 通年 |
行政機関・業界団体
法令を守り、健全な関係を保ちます
コミュニケーション方法 | 21年度実績 | 内容 | 経営および事業活動への反映 |
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協議会などへの参加 | 通年 |
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イニシアティブへの参画 | 通年 |
従業員・家族
すべての従業員が働きがいを持てる、活力のある企業であり続けます
コミュニケーション方法 | 21年度実績 | 内容 | 経営および事業活動への反映 |
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従業員意識調査(社員エンゲージメントサーベイ) | 4回 |
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ワクワクツアー | 2回 |
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3回 |
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労働組合との意見交換 | 100回程度 |
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KDDIスポーツフェスティバル(労働組合との共催) | 実施せず※ |
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- ※新型コロナウイルス感染症拡大の影響による
お取引先(サプライヤー)
相互の信頼に基づくパートナーシップを構築し、公平・公正な取引を通じて、適正な事業活動を行います
コミュニケーション方法 | 21年度実績 | 内容 | 経営および事業活動への反映 |
---|---|---|---|
サステナブル調達アンケート (重要サプライヤー100社) | 1回 |
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サステナブル調達アンケートの結果に基づく監査 | 5回 | ||
取引先との個別意見交換会 | 4回 | ||
社外専門家との人権勉強会 | 1回 |
外部イニシアティブへの参画
KDDIは、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献するため、国内外のイニシアティブ・団体に参画し、リーダーシップを担うよう努めています。
イニシアティブ | 役職 |
---|---|
通信の国際標準化 | |
ITU Radiocommunication Sector (ITU-R) |
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ITU Telecommunication Standardization Sector (ITU-T) |
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3rd Generation Partnership Project (3GPP) |
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GSM Association (GSMA) |
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O-RAN ALLIANCE |
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安心・安全な社会の構築 | |
一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC) | 副会長/理事/幹事 |
一般社団法人電気通信事業者協会(TCA) | 理事 |
ダイバーシティの推進 | |
NPO法人J-Win | アドバイザリーボードメンバー |
トピックス
- GSMA
- GSMAは業界としての2050年までのネットゼロを2019年に宣言して以降、モバイルを中心とした通信業界のGHG排出量削減を支援・推進する活動を継続的に行っています。2022年5月にGSMAが発行したMobile Net Zeroレポートには、KDDIグループの取り組みが業界の好事例として紹介されています。2022年2月のSBT認定取得と金融・エネルギー等を含む多様な事業展開およびサステナビリティ経営推進の方針のもとに、カーボンニュートラルを加速する目標設定の前倒しや、エネルギー事業へもいっそう注力する等、更なるチャレンジを続けていることが掲載されています。
- 注)ネットゼロ: 温室効果ガスの排出量を正味 (=ネット) ゼロにすること
GHG: Greenhouse Gas、温室効果ガス
SBT: Science Based Target。国連グローバル・コンパクト、CDP (気候変動対策などに取り組む国際NGO)、WRI (世界資源研究所) およびWWF (世界自然保護基金) が共同で設立した国際的な気候変動イニシアティブによる認定。企業が掲げる温室効果ガス排出量削減目標が、パリ協定の「世界の気温上昇を、産業革命前と比較して2度を十分に下回る水準に抑え、1.5度に抑える努力を追求すること」という目標に準拠している場合、SBTとして認定されます。
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