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鳥羽商船高等専門学校「夏期特別講義」実施レポート

はじめに

昨年11月に、鳥羽商船高等専門学校 (以下、鳥羽商船高専という) KDDI、KDDI総合研は、AI/IoTなど先端技術を活用した研究による地域DXの推進と、地域を担うイノベーション人材の創出「人材育成」を目的とした包括的連携協定を締結しています。今回の「デザイン思考」の授業は、本協定の一環として実施されました。

鳥羽商船高専での授業は今回で4回目で、これまでモバイル通信の基礎や「5G・コネクテッドカー・AI/IoT」といった授業をオンラインの講義形式で実施してまいりました。今回の「デザイン思考」ではワークショップ形式を取り入れ、頭・手・口を動かしてチームで取り組むことで、具体的な課題解決策を立てる力を身につけることを、目指しました。

  • 4回の授業は単位習得対象の授業になっております。

今回は、緊急事態宣言発令下ということもあり、急遽、フルオンラインでの授業となりましたが、鳥羽商船高専の先生方、学生の協力により、夏期特別講義は無事盛況のうちに幕を閉じることができました。

イベントの様子

鳥羽商船高専 情報機械システム工学科教授 白石先生より授業開始の挨拶をいただき、今回、講師役となるKDDI社員からワークショップの目的、全体説明を行った上で、3日間の鳥羽商船高専での「夏期特別講義」が始まりました。
今回は、「学生の自宅」と「鳥羽商船高等学校」および「KDDI事業所」の3地点をつないだ、初のフルオンライン授業となりました。(前3回は鳥羽商船高専とKDDI事務所を繋ぎ、学生さんは学校で参加)
授業ではZoomとMURALを活用。Zoomを通してデザイン思考、アジャイル開発などの講義を受け、4つのグループに分かれた学生たちが、MURALを活用しワークショップを体験。最終的にはグループで「鳥羽の魅力を伝えるワーケーションのためのアイデア」をまとめました。
また、発表会では、各自で描いた絵を画像MURALに取り込み、そのキャラクターになりきった寸劇仕立ての発表が行われました。個性溢れる演技が好評で、授業はおおいに盛り上がりをみせていました。
他の講義として、成長マインドセット (グロースマインドセット) を高めていただくことを目的とし、課題解決事例を通した課題解決の心構えの講義も行わせていただき、社会人目線での話に関心を寄せていただきました。

■「鳥羽商船高専 夏期特別講義のカリュキュラム」

●1日目: 8/25 (水)

  • デザイン思考の講義 (デザイン思考について/ワーケーションについて)
  • デザイン思考によるワークショップ (顧客を理解する/問題解決/鳥羽の魅力を見出す)

●2日目: 8/26 (木)

  • デザイン思考によるワークショップ (アイデアを発散/解決策の具体化/グループ発表)

●3日目: 8/27 (金)

  • アジャイル開発の講義
  • デザイン思考ワークショップ (ワークショップの振り返り/グループ発表)
  • 高専生が将来勤める企業の就職環境
  • 課題解決事例に学ぶ課題解決の心構え
  • 対象者: 電子機械工学科および制御情報工学科5年生および授業を希望する4年生 (合計24名)
授業開始は! Goodサインで!
MURAL操作は朝めし前!
寸劇発表で声優になったよ!
講師への質問コーナー!

おわりに

当初はリアル、オンラインのハイブリッド型で開催を予定していたため、フルオンラインでの授業には多少の不安を感じておりましたが、始まってみると、まったく不安を感じさせることがなく、今後のフルオンライン授業のさらなる可能性を感じた授業となりました。
今後、鳥羽商船高専でのフルオンライン授業のノウハウをもとに他高専との連携をはかり、これまで実現できなかった「共同授業や共同実習」でも活用していき、さらなる高専生の社会実装活動に貢献していきたいと思います。
最後に今回の特別講義は、学生の学びへの「情熱」、授業成功に向けた当社メンバーの「熱い想い」が、最高にあつい夏期特別講義として無事終えることができたと感じました。

概要

名称 鳥羽商船高等専門学校「夏期特別講義」
開催日時 2021/8/25 (水) ~8/27 (金) 9:00~17:30
会場 フルオンライン授業: 学生 (自宅)・教員 (鳥羽商船高等専門学校)・KDDI (本社ビル) で実施
主催 鳥羽商船高等専門学校
協力 KDDI株式会社 地方創生推進部

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