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「福井高専ビジネスアイディアコンテスト2021」実施レポート
「福井高専ビジネスアイディアコンテスト2021」実施レポート
はじめに
KDDIは、2019年10月に締結した、福井工業高等専門学校 (以下、福井高専)・株式会社jig.jp・NPO法人エル・コミュニティによる四者包括連携協定に基づき、協定項目である「先端技術教育と研究」「地域のイノベーション人財および起業家人財の育成」「社会課題解決のためのPBL教育推進」の実現に向け、2020年11月11日に「福井高専ビジネスアイデアコンテスト2021」(以下、本コンテスト) を共催しました。
本コンテストは、昨年「ふくいアカデミックアライアンス (FAA学ぶならふくい!応援事業)」の採択を受けてスタートしたアイデアコンテストであり、今年が2回目の開催となります。地元である福井県を牽引していく、若手の起業家 (アントレプレナー) の育成を目的としています。
イベントの様子
当日は、福井高専 田村校長による開会挨拶で始まりました。
昨年はコロナ禍の影響から福井高専内での実施に留めておりましたが、今年は5Gアンテナを設置した大講義室での開催とし、鯖江市役所 佐々木市長、越前市役所 山田市長、ふくいオープンイノベーション推進機構 後藤ディレクターにも来賓者としてお越しいただきまして、学生に向けた熱い激励のメッセージを頂きました。
本コンテストでは、電子情報工学科 (計9チーム) と専攻科生産システム工学専攻 (1チーム) の10チーム、総勢40名が参加して、1チームにつき8分の持ち時間でプレゼンテーションを行います。採点が高い上位3チームが表彰対象となる中、全チームがグランプリを目指して、ICTを用いた社会課題解決をテーマにビジネスアイデアを披露して頂きました。
昨年同様、KDDIも審査員として参加させて頂きましたが、参加者の熱いプレゼンテーションに思わず聞き入ってしまいました。また、10チームのどのアイデアも斬新で、審査員の質問にも一切の躊躇なく回答されていたことから、自らのアイデアに自信を持っている様子も窺い知ることができました。全体的なレベルが非常に高かったためか、最終審査にも予定以上の時間が掛かりましたが、以下のアイデアを披露した3チームが受賞することとなりました。
今回、福井高専が採択された「JSTジュニアドクター育成塾」に参加されている小中学生やそのご両親も見学にいらっしゃるなど、学校関係者以外にも、自治体の方々、地元企業の方々、地域住民の皆さまにも参加頂き、最終的な参加者が約80名と、非常に活気のある場とすることができました。
当日の様子は多くの地元メディアの方々にも取材頂き、福井高専としても地域に存在を大きくアピールできたコンテストだったと感じています。



おわりに
本コンテストでは、どのチームも独創的な発想で、直ぐにでもビジネス化が可能なアイデアの数々を披露して頂きました。学生の方々の問題意識の高さと、課題に対する取り組み意欲の高さを改めて感じさせられたコンテストだったと思います。
アイデアを形として、その形を誰にどのように届けるか、その過程でかかる収支はどのように考えるか、といったような事は、社会人としての業務と通じる事も多く、本コンテストにより今後社会に出た際に必要となる適応力も高める良い契機になっていると実感しました。
KDDIは今後も福井高専と連携し、地域における人材育成の取り組みを推進していきます。
概要
名称 | 福井高専ビジネスアイディアコンテスト2021 |
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開催日時 | 令和3年12月11日 (土) 13:15~16:45 |
会場 | 福井工業高等専門学校 大講義室 |
主催 | 福井工業高等専門学校「福井高専ビジネスアイデアコンテスト実行委員会」 |
共催 | KDDI株式会社、株式会社jig.jp、NPO法人エル・コミュニティ |