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活動レポート
音のVR 「渡辺俊美とふくしまの学生とのアンサンブル」レポート
音のVR 「渡辺俊美とふくしまの学生とのアンサンブル」レポート
はじめに
東日本大震災の発生からまもなく11年を迎えます。「震災を忘れない・風化させない」を合言葉に、ICT技術を活用した地方創生の取り組みとして企画しました。この「音のVR」を通して福島県から遠く離れて暮らす方々には福島県に想いを寄せていただき、これから福島県を知りたいという方々には、福島県や東日本大震災に関心を持っていただく機会を創るために取組みました。
イベントの様子
2021年12月28日、福島県双葉郡双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」のエントランス部分を特別にお借りして、「音のVR」の収録を実施しました。
出演頂いた渡辺俊美さんや原町高等学校、ふたば未来学園中学校・高等学校の生徒さんたちは、初めて全員で音合わせをするため、とても緊張しているのが伝わってきました。それからリハーサルを含めて何回か演奏を重ねていくうちに渡辺俊美さんや演出の皆さんの声がけで、少しずつ生徒さんたちに笑顔が出てきました。
「音のVR」は360度動画の見たい・聴きたい部分に近づいたり遠ざかったりするという新しい視聴スタイルとその場で聴いているような臨場感を楽しめる、KDDI総合研究所が開発した技術です。
双葉町の青い空と収録現場にいた全員の一体感も一緒に感じていただけるのではないでしょうか。
■コンテンツ概要

東日本大震災・原子力災害伝承館

最初は緊張感が会場に伝わっていました

徐々に生徒さんたちの背中の先には
少しずつ笑顔が見えてきました

演奏をやり切った達成感が会場を
包みこんでいました
おわりに
収録日は東日本大震災・原子力災害伝承館の休館日 (火曜日) で学生も休みの日と限られていたため、12月28日 (火) のみの1日限り。
「お願い! 12月28日にはコロナウイルスの感染症拡大が収まっていますように」と祈りながら準備を進めてきました。
収録日までは度重なる感染症の拡大により、県外移動自粛、現地訪問や調査も思うようにできず、交渉や調整も電話・メール・オンライン会議を駆使する日が続き、途中で本当に実現できるのか何度も不安になりました。
当日はその祈りが通じたのか、今回出演頂いた皆さんの心を映しているかのような美しい青空の下、無事に収録を終えることができました。
終了後には学生の皆さんから「楽しかったです!」「VRの映像をはやく見てみたいです!」と感想をいただき、その言葉がとても嬉しく、元気をもらえました。
概要
名称 | 音のVR 「渡辺俊美とふくしまの学生とのアンサンブル」 |
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開催日時 | 配信日 2022年3月1日 10:00 |
会場 | 収録場所 東日本大震災・原子力災害伝承館 |
主催 | KDDI株式会社 東北総支社 |
共催 | - |
協力 | 東日本大震災・原子力災害伝承館、福島県立原町高等学校、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校、渡辺俊美 (五十音順・敬称略) |