- KDDIホーム
企業情報
地域共創 (Te to Te)
活動レポート
仙台高等専門学校『融合型PBL授業』レポート
仙台高等専門学校『融合型PBL授業』レポート
はじめに
KDDIは仙台高等専門学校 (以下、仙台高専) と連携を強化し、昨年度に続き、同校における「融合型PBL (Project Based Learning) 授業」に協力しました。本授業は、社会に貢献できる技術者育成を目指し、チームで「課題発見・課題解決」する力を養成することを目的としています。広瀬キャンパス4年生を対象に今年度全15回の実施を予定しており、今回はその第1回目となる授業でした。今後、学生が授業内で取り組む社会課題のテーマ設定やその解決法を考える際の手法として、KDDIがビジネスやアントレプレナー教育支援で培ってきたデザイン思考のノウハウを学ぶことを狙いとしています。
イベントの様子
授業当日、広瀬キャンパス4年生約120名を24グループ、3教室に分けて授業を行い、KDDIは東京からオンラインで参加しました。
はじめに、KDDI社員がデザイン思考の基本となる考え方や特徴についての講義を行い、続いてデザイン思考の考え方を体感することを目的に、グループワーク形式で課題発見 (共感インタビュー、顧客プロフィール作成、問題提起)、解決策立案 (アイデア発散、アイデア収束、解決策アイデア決定) を行いました。
グループワークでは農業をテーマにして、KDDIエボルバ (KDDIグループ会社) が運営する農園「幸満つる郷KDDIエボルバ野蒜」に従事するスタッフの事前収録したインタビュー動画を使用した実践的な内容でした。課題を設定し、どんな解決策があるのかをディスカッションする場面で、実際のビジネスなどで行われているデザイン思考の手法を学んで頂きました。
また、PC約120台、オンラインホワイトボード、Zoom接続タブレットPC約20台等デジタルツールを積極活用して授業を行い、外部組織と連携し、これだけ大規模なデジタルツールを活用した授業は仙台高専初の試みとなりました。
最後に、代表して3つのグループから解決策アイデアを発表頂きました。

(左: KDDI地方創生推進部 石田 右: 同 深澤)


(個人ワーク)

(グループワーク発表)
おわりに
仙台高専生がデジタルツールを使いこなし、積極的に、かつ真剣に個人ワーク、グループワークに取り組まれている姿がとても印象的でした。
この授業の成果報告会も楽しみにしています。KDDIは今後も、次世代の地域産業をリードする人財の育成に積極的に取り組んで参ります。
概要
名称 | 『融合型PBL授業』 |
---|---|
開催日時 | 2022年4月7日 (木) 15:00-18:10 |
会場 | 仙台高等専門学校広瀬キャンパス |
主催 | 仙台高等専門学校 |
協力 | KDDI株式会社 |