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活動レポート
長岡高専×長岡造形大 授業連携特別講座: アントレプレナーシップ演習I×地域協創演習「ミミズを活用した持続可能性社会の提案と実装」
長岡高専×長岡造形大 授業連携特別講座: アントレプレナーシップ演習I×地域協創演習「ミミズを活用した持続可能性社会の提案と実装」
はじめに
長岡高専とKDDIは2021年8月に、長岡造形大とは2022年10月に包括的連携協定を締結しております。
協定取り組みの一環として、今年から両者の授業連携特別講義 (単位授業) に参画し、KDDIの地域共創での知見やノウハウを活かすことで、一層の内容の充実を目指すものです。
もともと長岡市内4大学1高専、商工会議所、長岡市が連携し、2018年にNaDeC構想推進コンソーシアムが設立されました。
その中の授業連携ワーキンググループで異分野融合での人財育成を目的としており、昨年から理工学系の長岡高専とデザイン系の長岡造形大のコラボ授業が実現していました。
今年はそこにKDDIが加わることでビジネス視点でのパワーアップを期待されての参画となりました。
イベントの様子
今回は「ミミズを活用した持続可能性社会の提案と実装」を目的として、高専生 (9名) と造形大生 (8名) の混成チームが、「世界的人口増によるタンパク質不足解消に寄与するミミズタンパク質普及方法の提案と実装」(3チーム) と「ミミズコンポストがある新しいライフスタイルの提案と実装」(1チーム) の2つの課題解決に挑みました。
■2022年度 全体講義スケジュール
KDDIはそのうち、で8月23日にDAY3の講師とDAY6の成果発表で審査員も担当させていただきました。
■DAY3講義:
DAY3では、社会実装やビジネスの視点でアイディアのブラッシュアップとファイナライズがテーマとなっていました。
今回KDDIではこれまで取り組んできいたスタートアップへのインキュベーション活動やファンドの知見を活かし、スタートアップやベンチャー企業が事業を俯瞰的に分析するためにフレームワークとして活用する「リーンキャンバス」をベースとした事業プランの洗練方法について講義を実施し、具体的な企業の事例も交えながら紹介しました。
前日からのアイディアの見直しとリーンキャンバスによるブラッシュアップで各班単位に分かれて、細かい部分も講師との質疑応答なども行いながら進行し、アイディアのファイナライズに向けてワークショップ的にさらに練り上げることで、完成度が高まっていきました。
■審査結果
最優秀賞 (デザイン賞もダブル受賞): チーム「SYOKS」※ミミズタンパク質の普及方法
デザイン賞: チーム「メガネーズ」※ミミズコンポストの普及

全 詠九


チーム「SYOKS」

チーム「メガネーズ」
おわりに
長岡高専と長岡造形大はNaDeC構想に基づき、長岡市や他の大学、市内の企業などとも連携して地域や企業のニーズに対応したテーマををさらに深掘りする形でイノベーション人材の育成を推進しています。長岡市は全国に向けてイノベーションシティを標榜し町をあげて産学官の連携を一層進めているところです。
本講義は、その拠点の中心でもあるNaDeC BASEで、意欲ある若いチャレンジャー17名が計6日間にわたり、高専×造形大という急造混成チームで挑みました。
一見「ええっ!」という驚きの昆虫食食べたいものランキングワーストのミミズがテーマであるにもかかわらず、食料問題やごみ問題という社会課題の解決に取り組む学生の真剣さに将来の危機に対する若者の熱い想いを感じました。また造形大生だけでなく高専生も参加女子率の高さにビックリ! で驚きました。WW
今回は学生の皆様にビジネスに必要な要素を学んでいただくことを目的として実施いたしました。先生からは、昨年よりさらにバージョンアップしたビジネス視点でしっかりアイディアの検討が出来て、もう少し詰めれば普通に売り出せると思える商品もあり、1-2年内には一部試験販売できる場を提供したいと強く思ったとの感想をいただきました。
これからもKDDIは、イノベーション人財や起業家人財育成に取り組んでまいります。
概要
名称 | 長岡高専×長岡造形大 授業連携特別講座: アントレプレナーシップ演習I×地域協創演習「ミミズを活用した持続可能性社会の提案と実装」 |
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開催日時 | 2022年7月3日 (日) ~2022年8月26日 (金) 全6日間 |
会場 | 長岡市 NaDeC BASE |
主催 | 長岡工業高等専門学校、長岡造形大学 |
協力 | KDDI、三井住友海上火災保険 |