適正なスマートフォン利用の推進に向けたKDDIグループの取り組み
スマホ習慣セルフチェック

KDDIおよびKDDI総合研究所は、スマートフォンの使い方や依存傾向をスコア化し、自身のスマホ習慣にアドバイスを受け取ることができるチェックツール「スマホ習慣セルフチェック」をKDDI公式サイト内に公開しています。
「スマホ習慣セルフチェック」は、KDDI総合研究所と東京科学大学(Science Tokyo)が共同研究で開発した、スマートフォンとの付き合い方を見直すためのチェックツールです。12問の質問に答えるだけで、スマートフォンの利用状況や利用習慣を把握することができます。スマートフォンを使いすぎだと感じつつも、なかなかやめられないでいる方はもちろん、これまで自身の利用習慣を意識する機会が少なかった方にも、「今日から実践できる」具体的な工夫やアドバイスを、個々人の結果に応じて提供します。
設問は、短時間で無理なく自身の利用習慣を振り返れるよう、直感的に回答できる内容に工夫しています。回答時間は平均約1分と短く、すきま時間に気軽に利用いただけます。また、学校などの教育現場をはじめとした多様な場面で幅広く活用いただけます。
- ※本チェックは医療行為/診断を目的としたものではなく、目安としてご活用ください。
特徴
「スマホ習慣セルフチェック」はKDDI総合研究所と東京科学大学(Science Tokyo)治徳 大介准教授の共同研究で開発し、監修も手掛けていただいています。また、監修においては兵庫県立大学 竹内 和雄教授にも加わっていただきました。
スマートフォンの利用状況だけでなく、心の状態や、スマートフォン使用のきっかけ・習慣など複数の観点を組み合わせ、状態をより多面的に捉えることが可能です。
KDDI総合研究所がこれまで蓄積してきたスマホ依存に関するデータや解析結果の知見をもとに、絶えず変化するトレンドを把握し、スマートフォンの利用傾向に絞って設計しています。
そのため、12問に回答するだけでスマホ依存傾向やスマートフォンを使うきっかけを把握でき、個人でも教育の場でも手軽に活用できます。
チェックの結果は、スコアが100に近いほどスマートフォンの利用に注意が必要な傾向を示します。一定以上のスコアの場合、KDDI総合研究所と東京科学大学(Science Tokyo)の研究開発成果に加え、臨床心理士や看護師資格保有者の専門的知見に基づき、「スマホを使うきっかけ」、「こころの状態」、「スマホ習慣に関するアドバイス」がフィードバックされます。
最新のスマホ依存に関する調査結果(※1)をベースにしたスコア分布から、ご自身の位置を視覚的に把握できるため、日々のスマートフォンとの付き合い方を見直すきっかけになることが期待できます。

開発背景
スマートフォンは現代社会において、情報収集や連絡、決済、SNS利用、長尺/短尺動画の視聴など、利用用途が拡大し、生活に欠かせない存在となりました。一方で、スマートフォン依存(以下 スマホ依存)が社会課題となり、スマホ依存傾向がある人では注意力や集中力の低下、睡眠障害、さらには不安や抑うつ症状の増加など、心身に対するさまざまな影響が問題視されています。
KDDIとKDDI総合研究所は2016年から、スマホ依存の実態や影響の解明に関する研究開発(※2)を進め、知見を蓄積してきました。
現在ではスマホ依存傾向の把握のため、スマートフォン依存尺度短縮版SAS-SV(※3)によるスクリーニングテストが広く用いられていますが、絶えず変化するスマートフォンの利用傾向への対応と、個々人の心の状態や利用のきっかけを把握したアップデートが必要と捉え、「スマホ習慣セルフチェック」の開発に取り組みました。

スマホ習慣セルフチェック」を監修いただいた先生方のコメント
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東京科学大学(Science Tokyo)治徳 大介 准教授(共同研究・開発および監修)
- 「現代社会ではスマートフォンは生活のインフラになっていると言っても過言ではありません。短時間で自分のスマホ習慣をチェックできるこの取り組みは、より良いスマートフォンとの付き合い方を考えるきっかけになる点で社会的意義が大きいと考えます。多くの方に活用されることを期待します。」
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兵庫県立大学 竹内 和雄 教授(監修)
- 「スマートフォンやインターネットは生活の必需品になりました。賢い使い方を目指すためにも、このような取り組みを社会全体で進めていく必要があります。まず自分の使い方を知ることから始まるので、広く活用されると良いと思います。」
オフラインキャンプ

スマートフォンは現代社会において、情報収集や連絡、決済、SNS利用など利用用途が広がり、生活に欠かせない存在となっています。一方で、スマートフォンや携帯電話の使用を自らの意思でコントロールできず、日常生活に支障をきたす「スマホ依存」が社会課題となっており、心身へのさまざまな影響が懸念されています。
本取り組みでは、参加者がスマートフォンから一時的に離れ、自然の中で野外活動や全食自炊、仲間との対話を通じて、自身の生活習慣を振り返ります。KDDIはKDDI総合研究所と東京科学大学が共同研究により開発した「スマホ習慣セルフチェック」(※4)を活用し、特別授業を実施します。参加者は正しい知識とデータに基づいて自分の利用状況を客観的に把握しながら、健全な使い方を学びます。
本取り組みの実施に留まらず、子どもたちが自らスマートフォンとの賢い付き合い方を主体的に考え、これからの生活目標を描けるようになることを目指した、持続可能な学びの場を提供しています。
青少年向け体験プログラム「オフラインキャンプin箕面2026」について
KDDIは青少年のスマートフォン依存に関する取り組みの一環として、2026年9月5日と6日の2日間、青少年教学の森野外活動センター(大阪府箕面市)にて、スマートフォン利用を見直す青少年向け体験プログラム「オフラインキャンプin箕面2026」(以下 本取り組み)を開催します。
本取り組みは、文部科学省による「青少年教育施設を活用した生活習慣等改善推進事業」の採択事業です。参加者がスマートフォンと離れた環境で、自然体験や共同生活を通じてスマートフォンとの適切な付き合い方を主体的に考え、日常生活に活かすことを目的としたものです。生徒指導の専門家である兵庫県立大学の竹内 和雄教授が代表を務める一般社団法人ソーシャルメディア研究会(所在地:兵庫県姫路市、代表理事:竹内 和雄)と共同で実施します。
(参考)「スマホ依存」啓発・教育の取り組みについて
KDDIは、誰もが安心・安全にスマートフォンを利用できる環境整備の強化を目指し、青少年が情報通信を安全かつ主体的に活用するための啓発活動を進めています。2005年から青少年向けの「スマホ・ケータイ安全教室」を実施してきました。2026年3月には、株式会社KDDI総合研究所と東京科学大学が共同研究で開発した、スマートフォンの使い方や依存傾向を確認できる「スマホ習慣セルフチェック新規ウィンドウで開く」の提供を開始しました(※4)。
スマホ依存に関する調査・研究

KDDIとKDDI総合研究所は、東京科学大学(Science Tokyo)と共に、2020年からネット依存外来の患者を対象とした実態調査を通じて、スマホ依存の調査・解明に関する共同研究を進めています(※5)。臨床の現場では、例えば「目的なく手が伸びる」「通知に反射的に反応して集中力が途切れる」「不安や疲れを回避するために使う」「夜間利用が増え、睡眠の質が低下することで日中のパフォーマンスが下がる」といった悪循環が見られることがあります。日々のスマホ利用習慣を見直す気付きのきっかけを提供するため、これまでの知見と、KDDI総合研究所が約2万人を対象に行った質問紙調査の結果(※3)を踏まえ、「スマホ習慣セルフチェック」の開発に取り組みました。
スマホ依存と「ながらスマホ」の関連性調査について
KDDIとKDDI総合研究所は2026年1月30日から2月1日までの3日間、全国の13歳から90歳までの男女約6,000人(スマホ依存傾向が高い人/低い人ともに約3,000人(※6))を対象に、歩行中や運転中にスマートフォンを操作する「ながらスマホ」行為とスマホ依存傾向の関連性や、スマホ依存傾向の高低による意識の違いについて、実態調査を実施しました。
- ※6「スマホ依存傾向が高い人」とは、KDDI総合研究所による最新のスマホ依存に関する調査の基準として用いたSmartphone Addiction Scale-Short Version(SAS-SV)の合計スコアが男性31点以上、女性33点以上の方を指しています。本基準は先行研究で広く用いられているカットオフ値に基づいています。「スマホ依存傾向が低い人」とは、「スマホ依存傾向が高い人」に該当しない方を指しています。
別紙:歩行中や自転車など運転中の「ながらスマホ」行為とスマホ依存傾向の関連性に関する調査結果について(1.5MB)PDFファイルを開く