生物多様性

KDDIのアプローチ(生物多様性)

KDDIは、生物多様性保全への貢献を多角的に捉えるために「KDDI 生物多様性保全の行動指針」を策定し、「事業活動における保全の実践」「関係組織との連携・協力」「資源循環を推進」の3つを掲げました。この指針に基づき、外部パートナーとの協働など、さまざまな機会を接点にして活動を推進しています。本指針は、KDDIのパートナー企業やサプライヤー企業に対しても賛同・協力を働きかけるとともに、当社のあらゆる事業活動を対象とします。
重要な生物多様性を含む地域において、生物多様性や森林などの自然環境に及ぼす影響などに配慮し、回避・低減します。また、事業活動によって生じる生物多様性や森林への影響を上回る復元や再生などの事業を通じた保全活動を推進します。

外部パートナーとの協働(一部)
  • 自治体:兵庫県豊岡市(豊岡市スマート農業プロジェクト)
  • NGO・NPO:公益財団法人オイスカ(環境保全活動)

TNFDフレームワークに沿った開示

KDDIは、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の理念に賛同し、2023年4月にTNFDフォーラムに参画しました。TNFD提言の採用者(TNFD Adopter)にも登録をしています。KDDIはTNFDの情報開示フレームワークに基づき積極的な情報開示に努めます。生物多様性を含む自然資本への依存と影響、事業リスクと機会の分析結果、それらに対応する具体的な対策を講じ、行動していきます。詳しくは、「KDDI TNFDレポート」をご覧ください。また、本レポートはTNFDより発行された「TNFD最終提言v1.0」を参照しています。

「コウノトリと共に生きる」スマート農業プロジェクト

KDDIは、兵庫県豊岡市と共に2018年より「豊岡市スマート農業プロジェクト」を推し進めています。豊岡市では2005年より生物多様性に配慮した米づくり「コウノトリ育む農法」に取り組んでおり、「豊岡市スマート農業プロジェクト」ではKDDIのIoT技術により水管理にかかる労力を65%削減するなど、課題解決にも挑戦してきました。単に収穫量を上げるだけではなく、「コウノトリと共に生きる」という共通の思いを持って、自治体・生産者・企業が立場を超えて連携しています。

子ども向け環境教育「KDDI 草木と森のいきもの図鑑」

KDDIは、小学生を対象に、校庭の身近な植物や昆虫などをタブレットで撮影し、オリジナルの動画図鑑を作成し、環境保全や生物多様性への理解促進を図る「環境教育×IoT」による無料の出張授業「KDDI 草木と森のいきもの図鑑」を2018年4月から実施しています。これまでに8校約450名の生徒の皆さんに受講いただき、文部科学省が主催する「令和2年度青少年の体験活動推進企業表彰」において、青少年の体験活動に関する優れた実践として評価され「審査委員会優秀賞」を2021年3月12日に受賞しました。

お客さま・従業員とGreen

従業員が参加する主な環境保全活動

KDDIは、地域の特性に応じた生物多様性保全を促進するため、従業員とその家族などがボランティア参加する環境保全活動を実施しています。全国の総支社が主体となり、自治体・NPOなど、各地域のステークホルダーと連携しながら、地域の環境保全に積極的に取り組んでいます。

これまでの取り組み