女性活躍推進

KDDIのアプローチ(女性活躍推進)

ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントを推進することは、女性の人権への理解を深めるばかりでなく、国際社会の課題解決や企業の持続的な発展につながります。
そのために、中期経営計画に反映し、経営戦略の⼀つとして女性活躍を推進しています。
KDDIは、女性がキャリア意識を持ち、出産・育児などのライフイベントを迎えても活躍し続けられるよう、「女性リーダーの育成」「経営基幹職の意識啓発・行動変革」「労働環境の整備」を中心に、多様な人財が能力を活かし、高いパフォーマンスを発揮するための環境整備、風土醸成を図っています。
また、2022年度より新人事制度の実行、浸透フェーズに入り、女性活躍に関する目標として、以下の項⽬を掲げています。

女性リーダーの育成・登用

KDDIは、会社の意思決定に女性が参画することが企業力強化につながると考え、女性リーダーの育成に注力しています。2020年度に導入した新人事制度では、人事評価権限を持つ組織のリーダーならびに・専門領域のエキスパートを「経営基幹職」と定義し、改めてサステナビリティ指標として2024年度までの経営基幹職の女性構成比率を目標設定しました。
今後は、KDDIの新人事制度、社内DX、働き方改革の『三位一体改革』と部門との対話を中心に女性リーダー育成の基盤となる女性経営基幹職育成の拡充にも努め、すべての個が活躍できる組織風土の醸成に取り組むことで、目標達成を推進してまいります。

目標

  1. 1上級職候補育成における女性比率: 20%以上
  2. 2女性経営基幹職の登用 (単体): 2024年度までに15%以上
  3. 3新卒女性採用比率: 30%以上

上級職、経営基幹職、採用時に関する目標を達成することにより、女性活躍のパイプライン形成を後押ししていきます。

女性リーダー比率 (単体) 実績

経営基幹職 9.4%

(2022年4月1日時点)

KDDIの女性活躍推進

三位一体改革の取組みを通じた女性活躍推進

2020年度に導入した「KDDI版ジョブ型新人事制度」、「新働き方宣言」、「社内DX」の三位一体の改革を通じ、より「個」を重視した人事制度の導入や環境整備を行いました。これらの取り組みにより、女性活躍推進が更に進んでいます。

  • 「KDDI版ジョブ型新人事制度」では、社員一人ひとりが、KDDIの広範な事業領域を活用した多様な領域のプロフェッショナルを目指すことが可能となり経営基幹職として従来のリーダー職だけでなく、専門職を目指せるようになりました。社員は、毎月実施する上司との1on1でキャリア形成のための密なコミュニケーションをとり、自身の志向や成果により、年齢、在籍年数等の制約なく経営基幹職への登用が可能となりました。
  • 2020年の「新働き方宣言」以降、テレワークを中心とした柔軟かつ生産性を高める働き方や、サテライトオフィスを活用して、時間や場所の制約なく就業できる環境の整備を行いました。併せて、2022年4月からはコアタイムのないフレックスタイム制度を導入し、就業環境や制度を拡充しました。これらの取り組みを通じ、時間制約のある社員であっても、存分にパフォーマンスが発揮できるようになっています。
  • 「社内DX」では、テクノロジーを使いこなし、イノベーションや付加価値を生みだせる人財が求められる中、2020年度に社内人財育成機関として設立されたKDDI DX Universityにて自律的に学び、プロフェッショナルなスキルを身につけることで、自身の望むキャリアの実現にむけた育成を実施します。
  • このような三位一体の改革を確実に実行していくことで、女性をはじめとした様々な属性の社員が存分に持てる力を発揮し、会社の持続的な成長と社員の成長の両立が実現できると考えています。
  • 上級職候補育成
    KDDIは、経営幹部育成プログラムへの女性参加比率20%以上の目標を設定し、上位層への登用へとつながる育成の機会を広げています。
  • 女子学生を対象としたセミナー
    理系女子学生向けに、KDDI女性技術系社員が登壇するパネルディスカッションを実施し、仕事のやりがいや、女性の活躍等を知ってもらう機会を提供しています。これらの取り組みを通じ、KDDIのファンを増やすとともに、キャリア形成についてより具体的に考えてもらうことを目指しています。
  • 異業種交流
    KDDIは社内での育成に加え、J-Winが実施している女性リーダーに必要な資質や視座を高めるプログラムに、経営基幹職又は経営基幹職一歩手前のメンバーを派遣しています。
    年間を通じ業種を越えた交流や分科会活動に参加することで、『リーダー思考がより具体的になった』等のマインドセットと、『問題解決力の向上を感じた』等スキルアップを感じ、リーダーへのキャリア形成につながる機会となっています。
  1. NPO法人 J-Win: 特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク
人財