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マテリアリティ3
カーボンニュートラルの
実現
KDDIグループの2030年度カーボンニュートラル実現※に加え、お客さまへ再生可能エネルギー電気を提供し、地球規模の課題である気候変動問題の解決に貢献する
※ Scope1+2
- 強み
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- ●技術面や事業面におけるパートナー企業との協働
- ●通信事業で培った技術力とエネルギー事業での再生可能エネルギーの導入知見
- ●豊富な顧客基盤とauショップなどを通じたお客さま接点
サステナビリティ中期目標の進捗
24.3期の取り組み事例
※ 所属・内容等は取材当時のものです
国内初、曲がる太陽電池
「ペロブスカイト型」を活用した
基地局実証を開始
KDDIは2023年5月から、太陽光パネルを活用した「サステナブル基地局」※1を運用しています。一方、基地局の多くを占めている電柱型基地局やビル設置型基地局など、敷地面積が狭く太陽光パネルの敷設が難しい基地局への展開が課題でした。
そこでKDDI、KDDI総合研究所、株式会社エネコートテクノロジーズは2024年2月から、カーボンニュートラルの実現に向け、曲がる太陽電池「ペロブスカイト型」「CIS型太陽電池」「CIGS型」を活用した新たなサステナブル基地局の実証実験を群馬県で開始しました。ペロブスカイト太陽電池で発電した電力で商用基地局を運用する実証実験は国内初※2となります。本実証では、「薄い・軽い・曲げやすい」といった特長を有し、次世代の太陽電池として期待されているペロブスカイト太陽電池を、電柱型の基地局に設置したポールに巻き付けます。これにより、敷地面積の少ない電柱型の基地局でも太陽光発電を可能とし、サステナブル基地局の拡大を目指します。
- ※1太陽光パネルの設置にかかわらず、2023年度以降に設置する、カーボンニュートラルなど気候変動問題に貢献できる要素を盛り込んだ基地局
- ※22023年11月末時点。KDDI調べ
「サステナブル基地局」は、電柱型など敷地面積の少ない基地局への展開が課題でした。次世代型太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の「薄い・軽い・曲げやすい」特性を活かし、電柱型基地局のポールへの設置を進め、太陽光発電の拡大に貢献するとともに、カーボンニュートラルの実現に向け歩みを続けていきます。
auリニューアブルエナジー
太陽光発電所の運転開始
再生可能エネルギー発電事業を推進するauリニューアブルエナジーは2023年12月から、埼玉県熊谷市において太陽光発電所(以下 本発電所)の商業運転を開始しました。本発電所で発電した電力は、関東エリアのau基地局に供給します。auリニューアブルエナジーは本発電所に加え、北海道、東北、関東、中部、関西、中国エリアなどで新たな太陽光発電所の運転を開始しています(2024年7月時点、135地点・約38MW)。
KDDIは、2024年5月に発表した中期環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」において、自社の使用する電力量のうち2030年度までに追加性ある再生可能エネルギーを50%以上導入することを定めています。今後も太陽光などの再生可能エネルギー発電設備の建設を推進し、再生可能エネルギーの導入を拡大することで、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速していきます。
昨年度に事業を開始したauリニューアブルエナジーは、初の太陽光発電所の運転を開始し、現在では日本各地、計100カ所以上で稼働しています。発電所開発においては、法令遵守だけでなくKDDIグループの環境方針にのっとり脱炭素社会の実現に向けて、追加性ある再生可能エネルギーの提供を通じ、次世代のための地球環境と地域社会の持続的発展に貢献していきます。
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