社長メッセージ

Tomorrow, Together 「通信とライフデザインの融合」を実現するとともに、社会課題の解決に取り組み、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献してまいります。代表取締役社長 髙橋 誠

株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

KDDIは、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献することを企業理念とし、重要なライフラインを担う通信事業者の使命として強靭で高品質な通信の維持に努めると同時に、さまざまなパートナー企業とともに、お客さまへ新たな体験価値の提案を行ってまいりました。

世の中を取り巻く環境は大きな変革期にあり、5G (第5世代移動通信システム)/IoT、AI・ビッグデータをはじめとした技術の進展により本格的なデジタル化が進み、データにさらなる価値を見出す「データ駆動型社会」へと変容しています。また、政府は、これらの先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会課題の解決を両立していくSociety 5.0 (注1) の実現を目指しています。さらに、日本の通信市場においては、格安スマートフォンの普及や総務省の緊急提言を受けた通信事業者各社の料金値下げに加え、今秋には第4の通信事業者が参入するなど、競争環境が大きく変化しています。
そのような状況の中で、通信事業者各社は、通信以外の新たな収益創出に向けて事業領域の拡大を進めているほか、本年4月には各社に5G用の周波数が割り当てられ、今後5Gとさまざまな先端技術を活用した多様なサービスが生み出される新しい時代を迎えようとしています。

このような時代の変化に対応し、KDDIの目指す「通信とライフデザインの融合」を実現するために、KDDIは次の3カ年に向けた「中期経営計画 (20.3-22.3期)」を策定しました。

これに伴い、事業セグメントについては個人のお客さま向けサービスを提供する「パーソナルセグメント」と、法人のお客さま向けサービスを提供する「ビジネスセグメント」に整理・統合しています。

「パーソナルセグメント」においては、auなどをご利用のお客さまに、従来の通信サービスを中心に、コマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育等のライフデザインサービスを連携しながら拡充することで、事業戦略の核となる「通信とライフデザインの融合」をより一層推し進め、新たな体験価値を提供し、「総合ARPA」ベースの売上拡大を目指してまいります。さらに、お客さまの生活に不可欠な通信とさまざまなライフデザインサービスを合わせてお使いいただくことで、お客さまとのエンゲージメントの深化を図り、グループ会社を含むお客さま数 (ID)×総合ARPA×ご利用期間 (継続率) の総和である「ライフタイムバリュー」の最大化につなげていきます。

「ビジネスセグメント」においては、KDDIの持つIoT・ICT関連の技術・ノウハウを生かしてお客さまのデジタルトランスフォーメーションをサポートすることで、お客さまの本業に貢献するとともに、パートナー企業とのオープンイノベーションにより新たなビジネスを創造し、パートナー企業と一緒に成長していくビジネスモデルを展開してまいります。

加えて、両セグメントにおいて、国内で培ったノウハウを生かし、グローバルへの拡大も推進してまいります。パーソナルセグメントではアジアの新興国を中心にIDを拡大し、通信やライフデザインサービスを展開していくほか、ビジネスセグメントでは「IoT世界基盤」をベースとしてお客さまのグローバルビジネスをサポートしてまいります。

さらに、中期経営計画の策定に合わせ、新しい時代にKDDIが"お客さま・社会にとってどのような存在になりたいか"を問い直し、ブランドメッセージを一新しました。KDDIブランドスローガン「Tomorrow, Together」には「『明日も一緒に』パートナーとともに未来を信じて進み、成長・発展していく。」という意味を込めています。

また、社会の持続的な成長に貢献するため全社でサステナビリティ活動を推進しており、中期経営計画では、「KDDIが目指すSDGs (注2)」を策定しました。通信、グローバル、地方創生、教育、金融などの事業戦略に連動する目標と、人財育成、女性活躍推進、人権・D&I (注3)、地球環境などの企業活動に連動する目標の達成に向けて社会課題の解決に取り組むことで、社会とともに持続的な成長を目指してまいります。

これらの取り組みを推進することにより、長期視点に基づいた持続的な利益成長と株主還元強化の両立を目指してまいります。

今後とも、KDDIグループへの変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

  • 注1)
    日本の中長期的な成長戦略の一つで、サイバー空間 (仮想空間) とフィジカル空間 (現実空間) を高度に融合させたシステムにより目指すべき人間中心の社会
  • 注2)
    「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」の略で、2015年9月に国連サミットで採択された国際目標
  • 注3)
    ダイバーシティ&インクルージョン

2019年5月
代表取締役社長
髙橋 誠
髙橋 誠

KDDI

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