社外取締役メッセージ

社外取締役・独立役員 大八木 成男 社外取締役・独立役員 加野 理代 社外取締役・独立役員 後藤 滋樹

社外取締役・独立役員 大八木 成男

私が社外取締役を務めてきた2年間、KDDIは情報通信の社会インフラを支える産業界のリーダーとして、多くの社会的使命と期待を担い、現下のコロナ禍や多くの自然災害の中でも緊急的な活動に積極的に取り組んでその責を果たしてきました。私は常日頃から先進的な情報通信技術開発と情報ネットワーク維持に多額の投資を継続している経営努力を高く評価しています。
私自身は、リアルな世界での素材やヘルスケア領域の事業経験を通じて社会生活の質を上げるビジネスモデルを考えてきましたが、当社が目指しているものは、バーチャル空間で情報通信技術と生活を融合して、私たちの未来の生活を、より豊かに変えていこうというものであり、高い関心をもって議論に参加しています。
今後の企業活動には、従来にも増して社会のサステナビリティへの貢献が求められますが、社会が抱える少子高齢化・地域格差・環境問題などの課題解決に当社の情報通信技術は大いに貢献できると考えています。私も社外取締役として、自己研鑽を重ねながら議論に参画し微力を尽くしてまいります。

社外取締役・独立役員 加野 理代

当社の取締役会では、企業戦略の方向性、経営上の課題、その対応方針について役員一同で共有が図られております。その中でも社外取締役は中長期的な企業価値向上に向けて積極的な質問や意見を出しており、経営のモニタリング機能が果たされております。
今回のコロナ禍においては当社事業の重要性がますます高まっており、通信サービスがビジネスから余暇活動を含めた生活面すべてにおいて、ライフラインとして人々の生活に必要不可欠なものであることが実感されたことと思います。また当社が保有するデータの活用が感染拡大防止につながるなど、社会に果たす役割は大きいと感じます。今後、新しい生活様式の下、社会の変革が加速するなか、社会の期待を上回る役割を果たすことが望まれます。
当社は通信サービスを核として総合的なサービスを展開しておりますが、変化の著しい社会的ニーズに対応するためには、たゆまぬ努力を継続しつつ、迅速で果断な経営判断が求められます。その経営判断を支える取締役会の一員として、弁護士として培ったリーガルマインドやバランス感覚を活かし、またauの1ユーザーとしての立場からも、取締役会などで発言してまいります。

社外取締役・独立役員 後藤 滋樹

私は長年にわたり情報通信の研究に従事してきましたが、この度、情報通信産業の中心にいるKDDIの独立社外取締役に就任したことを光栄に思います。
人間は優れた動物ですが、個々の人間は弱い存在で、コミュニケーションを通じて社会を構築して発展してきました。情報通信が現代社会の神経網の役目を担い、5Gサービスによって、あらゆる情報を社会に取り込むことで、人間に大きな恩恵をもたらすことを期待しております。
「イノベーション」という言葉は、多くは「技術革新」と訳されますが、J.シュンペーターは、初期の著作で「新結合」と呼んでいます。KDDIが提供する通信サービスは双方向の結合であり、価値ある情報を循環させる仕組みの構築によって、お客さま・産業・社会の成長と発展に寄与することが可能です。
私の研究者としての最初のテーマは人工知能技術でしたが、その後インターネット分野では、日本での発足からアジア太平洋地域での展開推進、最近ではサイバー・セキュリティの研究に従事しました。多くの新たなことを学びつつ、培ってきた経験をKDDIに役立てたいと思っております。

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