KDDIのCSR重要課題: 多様な人財の育成による活力ある企業の実現

重要課題
多様な人財の育成による活力ある企業の実現
社会課題の認識 KDDIのリスクと機会
リスク 機会
少子化・高齢化、人口減少への対応としてグローバル化が加速するなど、企業を取り巻く環境が急激に変化する中、KDDIでは、性別・年齢・国籍などが異なる多種多様な個性や価値観を持った社員が、お互いを尊重し、理解し合える風土づくりを目指しています。特に、女性の活躍は必要不可欠であり、女性リーダーの育成・登用に向けて、さまざまな形でサポートしています。 国内水準の考え方だけに依拠したダイバーシティの推進、労働慣行の見直し 女性の経営参加を経営戦略のひとつと捉え、世界を視野に入れたダイバーシティ推進の加速など

KDDIフィロソフィ

「KDDIフィロソフィ」とは、従業員が持つべき考え方・価値観・行動規範を示したものです。通信事業を本業としているKDDIだからこそ、大事にしなければならない考え方やKDDIのあるべき姿が随所に盛り込まれています。「KDDIフィロソフィ」は、KDDIの従業員がとるべき基本姿勢であり、CSRの基盤でもあります。その実践を通じて、すべてのステークホルダーの皆さまから愛され、信頼される企業を目指しています。
「KDDIフィロソフィ」の共有と実践を目指し、社長・役員が全従業員に向けて直接「KDDIフィロソフィ」の意味や具体例などを語り、浸透を図っています。
2017年3月期は、延べ582回の勉強会を実施するなど、引き続き、国内外で「KDDIフィロソフィ」の浸透に向けた活動を推進しています。

KDDIフィロソフィ

社員力の向上

2017年3月期から2019年3月期までの3年間の中期目標で目指す「ライフデザイン企業への変革」に向け、KDDIは、「社員力の向上」に注力しています。この中の「多様な人財の活用」で、「女性活躍推進」を目標に掲げています。

社員力の向上 タレントマネジメントの導入
戦略的強化部門への要員シフト
グローバル人財の育成
多様な人財の活用

人財確保の考え方

KDDIの企業理念にあるように、従業員はもっとも重要なステークホルダーのひとつであり、重要な資産であると考えています。近年の情報通信分野における市場環境は、技術革新やグローバル規模での競争の激化、多様な事業者の参入などを受け、急速な勢いで変化しています。この変化に迅速に対応し、継続的に成長していくために、性別や年齢、国籍、障がいの有無にかかわらず、多様な人財の採用と活躍支援に力を入れています。
なお、児童労働や強制労働の禁止、最低賃金の遵守については、法律に基づき取り組んでいます。

人財育成の考え方

「ライフデザイン企業への変革」の実現のためには、「社員力の向上」は最重要課題のひとつと認識しています。KDDIは人財価値の最大化・人財の適材適所を実現することを目的とした採用・育成・活用・登用を戦略的に行う「タレントマネジメントプロセス」の仕組みを構築しています。これにより従業員一人ひとりの成長と組織パフォーマンスの最大化を両立していきます。

女性リーダーの育成・登用

KDDIは、会社の意思決定に女性を参画させることが企業力強化につながると考え、女性リーダーの育成に注力しており、2021年3月末までの数値目標として、組織のリーダー職で人事評価権限を持つ「ライン長」に女性を200名登用することを掲げています。
また、女性リーダー育成の基盤となる女性管理職育成の拡充にも努めています。

2017年の3月期のKPI (一例)

女性管理職数の推移

女性ライン長プログラム (JLP)

KDDIは2017年3月期より、キャリアのパイプライン構築を目的に、若手から部長職登用候補までを対象とした「女性ライン長プログラム (JLP)」を開始しました。このプログラムは女性役員およびライン長の育成・登用を見据えた女性リーダー輩出プログラムです。各部門と連携して選出した候補者の個別管理による計画的な育成のため、2017年3月期は女性ライン長候補者約200名を対象にD&I推進室が一人ひとりと面談を実施しました。
また、候補者層の拡大を目的とした若手女性社員対象のキャリアデザインセミナーや、男性も含めた全管理職に向けて、女性管理職育成の必要性および育成方法への理解浸透を図るeラーニングを実施しました。
2018年3月期は上司自らが変わるためのeラーニングコンテンツをリリースし、継続して社内の意識改革に取り組む予定です。

「なでしこ銘柄」に5年連続で選定

KDDIは、積極的に女性活躍推進に取り組む上場企業を選定する「なでしこ銘柄」として、2013年3月期から5年連続で選定されています。
「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に積極的に取り組む企業を魅力ある銘柄として、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定・紹介する事業です。

NADESHIKO BRAND 2017

主なグローバル人財育成施策

「社員力の向上」の実現に向けて、「グローバル人財の育成」にも積極的に取り組んでいます。

経営幹部グローバルトレーニング (GIP、GIP Jr.) 国内外でのトレーニングを通じ、グローバル事業・グローバル拠点を管理できる経営幹部を育成する
海外ビジネス留学 海外の大学やNPOでのビジネスパーソンとの交流やインターンシップを通じ、ビジネスのグローバルスタンダードを習得する
海外専門留学 海外の大学・専門機関などに在籍し、高度な専門知識の修得と関係者との人的ネットワークの深化を図る

auショップへの支援

auショップなどの販売代理店は、お客さまが実際にauと対面する場です。
KDDIは、お客さま体験価値を提供し、お客さま満足を最大化するためには、こうした販売代理店、中でも専門店舗であるauショップのサービスレベル向上がもっとも重要だと考え、能力向上に向けた支援を行っています。
店舗全体でのサービス向上においてはauショップスタッフの育成が欠かせないと考え、セールストレーニングを学ぶ集合研修、基礎的業務知識や新商品情報を学ぶeラーニングの実施など、auショップスタッフの学習が効率的かつ効果的に進められるよう工夫しています。また、スタッフのスキルを評価する資格認定制度を導入しており、よりお客さま満足度の高いセールス力を評価する「auアドバイザー」「auマスター」「auエキスパート」を設け、プロフェッショナル育成を行うとともに、接客コンテスト「au CX AWARD」を毎年全国各地で開催し、優秀者の表彰と接客好事例の共有を図っています。
auショップおよびスタッフのサービス水準については、本社専門部隊による店舗業務の改善、監査および監査結果に基づくフィードバックの実施などを徹底し、一定水準以上の基準を担保するサービス管理体制を整えています。

接客スキルを披露するauショップスタッフ

このページを印刷する
文字サイズの変更

KDDI IRの最新情報を配信します。

IRメールマガジン新規登録

新規ウィンドウが開きますメールマガジンに登録する

メールマガジン詳細はこちら


KDDI IR公式Twitter