持続的成長に向けて

持続的成長に向けて

マルチブランド戦略

ライフデザイン領域におけるau経済圏拡大

成長領域~ビジネスセグメント

マルチブランド戦略

日本のモバイル市場ではMVNOなどの格安スマホの拡大や第4の通信事業者の参入により競争が促進されています。お客さまのご利用スタイルに応じた料金プランの提供をはじめ、お客さまのニーズをしっかりと捉えるとともに、5Gとau経済圏の拡大によりマルチブランドの総合ARPUの成長を目指してまいります。

5G×au経済圏でマルチブランドの総合ARPU成長を目指す

マルチブランド戦略

当社は、安心の使い放題の「au」、シンプル・お手頃価格の「UQ mobile」に加え、2021年3月からはトッピングで自由に選べる「povo」の提供を開始いたしました。また、UQ mobileでは2021年9月より5Gの対応も開始いたします。
多様なニーズや生活スタイルに寄り添った料金の提供に努めていくとともに、5Gならではの体験価値「AUGMENTED EXPERIENCE」を実感できる環境を早期に創り上げることで、マルチブランドでの5G利用を積極推進し、新規契約者の増と5G拡充によるデータ利用増を目指してまいります。
またau 経済圏のプラスの観点では、au PAYカードや住宅ローンを始めとした金融、au でんきのエネルギー、au PAYマーケットのコマース、au スマートパスプレミアムといったライフデザイン領域のサービスをモバイルサービスと掛け合わせることで、お客さまのエンゲージメント向上につなげ、au 経済圏の最大化を図ってまいります。5G利用の積極推進とau 経済圏の最大化により、マルチブランドの総合ARPUの成長を目指してまいります。

信頼されるauのネットワーク5Gのエリア構築と全国展開に向けて

当社は5Gのエリア構築にあたり、お客さまの生活動線を重視したエリア展開を進めております。2021年6月から大阪環状線と山手線の全駅のホームにおいて5Gネットワークをご利用いただけるようになりました。また、鉄道路線の5Gエリア化を目指して「鉄道路線5G化」宣言 (注2) を発表しました。2021年度末までにJR・私鉄を含む関東21路線、関西5路線の主要区間のホーム、駅構内および駅間を走行中の電車内での5Gエリア化を目指します。
また5Gを全国展開するにあたり、5G用の新周波数に加え、既存周波数の5G化も展開し、2022年3月には基地局を約5万局に拡大し、人口カバー率も90%を予定しております。
「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」をスローガンに、つながり続ける通信サービスの提供を目指して、今後もお客さまに5G体験価値をお届けしていきます。

5Gの全国展開

シンプル・お手頃価格のUQ mobile

もっとお客さまの生活に密着

2020年10月のKDDIとの統合によりKDDIの通信サービスとして展開している「UQ mobile」は、2021年2月からシンプル・お手頃価格として新たなくりこしプランの提供を開始いたしました。
2021年6月からは対象のでんきサービスご加入で、おひとりでもご家族でも通信料金を割引する「でんきセット割」の提供を開始、2021年7月上旬には、au Style・auショップの全店において、UQ mobileの取り扱いを開始いたしました。(一部店舗を除く)
お客さまニーズが多様化しているなか、UQ mobileはもっとお客さまの生活に密着するブランドとなることを目指します。

トッピングで自由に選べるpovo

「トッピング」という独自の価値を提供

2021年3月から新料金ブランド「povo」の提供を開始いたしました。povoはオンライン専用という単純なコンセプトではなく、「トッピング」という独自の価値を新たに提供する目的でスタートしております。
シンプルでスピーディーな手続き、お客さまの使い方に合わせてカスタマイズできるという気軽さを持っており、お客さまの使い方によって「5分以内通話かけ放題」や「データ使い放題24時間」といったトッピングを選んでいただくことが可能です。トッピングは今後順次追加いたします。
また、お客さまの声を反映しながらトッピングやサービスの開発を推進する共創の場として「povo Lab」を2021年5月に開設いたしました。お客さまやパートナー企業とコラボレーションすることで、トッピングを順次追加し、お客さまに新たな価値を提供してまいります。
5Gのエリア構築とマルチブランド戦略を通じて、今後もお客さまのニーズを踏まえ、より魅力的なブランドへと進化してまいります。

ライフデザイン領域におけるau経済圏拡大

ライフデザイン領域推進の意義

KDDIは通信事業基盤を活用し、決済・金融、エネルギー、コンテンツやコマースなどライフデザイン領域として非通信事業拡大に向けた取組を積極化しており、お客さまの生活パートナーとなることを目指しています。
通信事業の競争環境が厳しくなっているなか、ライフデザイン領域の推進により、通信事業に頼らない収益体質を構築できることに加え、「お客さまとのエンゲージメント向上」への効果が期待されます。
KDDIは以前からNPS (注1) を高める取り組みを進めてきましたが、ここ数年の分析の結果、お客さまとの接点が多いほどNPSが向上するという相関の結果が見られています。ライフデザイン商材はお客さまの生活をより豊かにするさまざまな商材をご提供しており、接点拡大に寄与してまいりました。
今後もau PAYのように、お客さまが日常的に利用されるサービスでさらなる接点を強化していくほか、auでんき・金融サービスなど長期間ご契約いただくタイプのサービスもご利用いただき、お客さまの生活に欠かせない存在となることで、お客さまとの強固かつ長期的なエンゲージメント構築を目指します。

  • 注1)
    Net Promoter Score (お客さま推奨度)

エンゲージメント向上に資するライフデザインサービス

ライフデザイン領域の成長戦略とau 経済圏拡大

ライフデザイン領域の成長は、各種サービストランザクションの増加に伴う、au 経済圏の拡大につながります。お客さまにとって、より魅力的な経済圏にするためには、個々の商材を磨き上げることはもちろん、KDDIのお客さま接点をさらに活かしていくことが重要です。
KDDIは既存の通信顧客基盤に加え、以下の強固なお客さま接点を有しています。そこから、au 経済圏へご参加いただくことで、お客さまにはPontaポイントが還元されます。さらに、たまったポイントをおトクに使っていただく場の一つとしてau PAY マーケットをご用意しており、ポイントがau 経済圏の中で循環するエコシステムを構築しております。今後、さらなるポイントの好循環を創出し、経済圏の最大化を目指していきます。

KDDIの強固なお客さま接点

ライフデザインの成長戦略/au経済圏の拡大

お客さま接点の中心となる au PAY が好調に拡大

お客さま接点の中心であり、au経済圏拡大のカギとなるau PAYの2021年3月末の会員数は3,200万、スマホ決済・ポイント利用可能箇所は398万を超えるなど、決済者数・加盟店数・取扱高は順調に伸長しています。
2020年5月にau WALLETポイントをPontaポイントと統合し、1億人超となる国内最大級のポイント会員基盤を構築しました。この会員基盤をベースに、KDDIの先端技術とPonta提携社であるローソンが保有する約14,600の店舗 (注3) などの両グループのアセットを組み合わせ、さらなる接点拡大とお客さまに新たな体験価値の提供を推進しています。
また、ローソン、ユニクロなどの企業やドラッグストア・スーパーマーケットなどの業界とPontaポイント還元キャンペーンを行い、ご利用者が増加しています。今後もお客さまが日常的に利用される店舗を中心に、積極的に加盟店拡大を進めていきます。

  • 注3)
    2021 年5 月時点

Ponta au PAY

お客さま接点かつ、強固なサブスクリプション モデルとなるau スマートパス

auスマートパス会員数

おトクなコンテンツサービスが魅力であるauスマートパスの会員数は2021年3月末に1,500万を超えています。
サブスクリプションモデルとして、ライフデザイン領域の収益基盤を支えているだけでなく、au PAY同様に強固なお客さま接点を構築しています。

au でんき等契約数拡大に伴うau 経済圏への貢献

auでんき等契約数

auでんきについても、2021年3月末にauでんき等契約数が288万を超え、お客さま基盤が堅調に拡大しています。
auでんきは毎月の電気料金に応じて1%、3%、5%のポイントが還元され、お客さまにおトクにご利用いただいており、au経済圏拡大に大きく貢献しています。UQ mobileで「でんきセット割」が開始する等、今後もさらなるお客さま基盤拡大が期待できます。

au経済圏拡大を牽引する決済・金融事業

ライフデザイン領域の成長牽引役の一つは決済・金融事業です。
決済事業においてはau PAYコード決済額が拡大したほか、コロナに伴う巣ごもり影響もあり、キャリア決済であるauかんたん決済が大きく伸長しました。金融事業は、auじぶん銀行の住宅ローンをはじめとしたauじぶん銀行決済額が大きく伸長しています。
結果、21.3期に決済・金融取扱高は9兆円を超え、決済・金融事業の営業利益も498億円と前期比で1.6 倍と大きな伸びとなりました。

さらなる成長が期待される決済・金融事業

KDDIならではの商品・サービス力
2020年度に、auじぶん銀行の住宅ローンauモバイル優遇割やau PAYゴールドカード特典強化、auカブコム証券のポイント投資など、当社ならではの競争力の高い商品をリリースしました。お客さまにも大変ご好評をいただいており、着実に契約者数拡大に寄与しています。

auじぶん銀行の住宅ローンauモバイル優遇割 au PAYゴールドカード特典強化 auカブコム証券 ポイント投資

  • 注5)
    「住宅ローンじぶんでんき優遇割」(年0.03% 引き下げ) と「、住宅ローンau モバイル優遇割」(年0.07% の引き下げ) の合計

今後の成長戦略
今後はau PAYを起点に、さまざまな決済・金融サービスの利用につなげていきます。au PAYを日常生活でより便利にご利用いただくためには、auじぶん銀行の口座やau PAYカードとのau PAYのチャージに係る連携が重要です。
その中で、au PAYカードの利用が増えれば銀行口座残高にもプラスに働き、ファイナンスの拡大も見込まれます。加えて、住宅ローンや、証券や保険等とのクロスセルの可能性が広がり、金融事業の基盤がさらに広がります。
当社はau PAYを通じ、上記の好循環を創出していきます。

ニューノーマル時代の新たなサービス

2021年6月、新たな生活様式におけるスマホ・セントリックなサービスがスタートしました。menu株式会社との提携により、コロナ禍で需要増が見込まれるフードデリバリーをはじめとした飲食サービスが強化されたほか、auウェルネスによる健康・医療体験のトータル支援が可能となりました。
今後もお客さまの身近な存在になることを目指し、新たな価値創出に取り組んでまいります。

menu auウェルネス

成長領域~ビジネスセグメント

お客さまの課題に向き合いビジネスを共に創る"DX パートナー

企業を取り巻く環境の変化と当社への期待

日本は今、新型コロナウイルス感染症への対応のみならず、労働人口の減少、育児・介護との両立といった社員の働き方に関する課題や、厳しい経済環境の中でも持続的に成長するための事業面の課題など多様かつ複雑化した課題を抱えており、それらに応えていける課題解決力やソリューションが重要となっています。
数年前まで、お客さまのご要望は「通信コストを削減したい」というものが大半でした。しかしながら今では、「多様な働き方に柔軟に対応し、従業員の満足度とコスト効率化を両立したい」というものから、「デジタルトランスフォーメーション (DX) を通じて新たな事業を創出し、将来の成長の柱に育てたい」というものまで、多岐にわたります。

KDDIはお客さまの課題に向き合いビジネスを共に創っていく「DXパートナー」

当社はお客さまに「信頼」をいただけるよう、24時間365日いかなる状況でも安定した通信サービスを提供しております。その結果、今ではお客さまの課題解決に真摯に向き合い、お客さまのビジネスを共に創っていく「DXパートナー」としてもお選びいただけています。取り組みのさらなる深化に向けて、2021年4月、法人営業部門を「ビジネスデザイン本部」へと改称しました。新名称には、「能動的にお客さまの現場に足を運び、共に課題を探索し事業成長に貢献する」すなわち、「お客さまのビジネスをデザインする」という意味を込めました。社員一人ひとりが「お客さまを知る力」・「課題解決できる力」を高め、そこに、5G・IoT・AIをはじめとしたKDDIグループのアセットを掛け合わせることで、DXを通じてお客さまの課題を解決します。
同時にグローバル部門を統合し、「DXパートナー」としての取り組みをグローバルに展開する体制も整えています。

ビジネスセグメントの成長戦略

ビジネスセグメントは、モバイル・固定通信などで構成される「コア事業」の安定成長を軸に、コーポレートDX・ビジネスDX・事業基盤サービスで構成される「NEXTコア事業」を二桁成長させることで持続的成長を目指します。
「NEXTコア事業」に注力する過程では、お客さまの現場に入り込み、より深く知る必要があります。そのため、NEXTコア事業のご契約があるお客さまほど高いエンゲージメントが築けているという傾向が見えています。
さらに、そのようなお客さまはコア事業のご契約を拡大いただけるケースも多く、コア事業・NEXTコア事業間のシナジー創出の好循環につながっています。

NEXTコア事業

「NEXTコア事業」(DX) に注力

「NEXTコア事業」においては、2022年3月期の売上高をビジネスセグメント売上高の3割超まで拡大します。

NEXTコア事業 (DX)

  • [1]

    コーポレートDX

    「テレワーク」「ゼロトラスト (注1)」などを通じて、企業の多様な働き方を支援していきます。
    新型コロナウイルス感染症の影響により、テレワークは多くの企業に浸透しました。しかしその一方で、企業は従来の境界型セキュリティ (注2) では迫りくる脅威に対応しきれなくなるという新たな課題に直面しています。
    当社は、自らがゼロトラストを実践する中で培ったノウハウを活かし、お客さまの課題解決に向けてデバイス・ネットワーク・セキュリティなどを最適に組み合わせた「マネージドゼロトラスト」をワンストップで提供します。

    • 注1)
      社内・社外すべてのトラフィックを信頼せず、サービスのアクセス時などデバイスごとに検査、ログ取得を行うことで、セキュリティを強化する考え
    • 注2)
      社外ネットワークと社内ネットワークとの境目に壁を作ることで社外からの攻撃をブロックし、社内ネットワークの安全性を保つセキュリティ対策

    KDDIまとめてオフィス実績

  • [2]

    ビジネスDX

    5G、IoTやクラウドなどを駆使し、DXを通じてお客さまの事業成長に貢献していきます。業種・業態などによっても異なるお客さまのあらゆる課題に対応するために、お客さまのDX支援に必要なケイパビリティを拡充してきました。
    当社は、2000年頃から他社に先駆けてM2M (Machine to Machine) サービスを提供し、お客さまの事業をサポートしてきました。現在も、自動車・ガス・電力などが牽引し、IoT累計回線数は2021年3月にグループ会社SORACOMとの合算で2,100万回線を超えるなど、大きく伸長しています。
    今後は国内で培った成功モデルをグローバルにも展開し、さらなる事業成長を目指します

    豊富なKDDIグループのケイパビリティ

    IoT累計回線数はSORACOMとの合算で2,100万を突破 (2021年3月)

  • [3]

    事業基盤サービス

    お客さまの事業成長を支援するために、事業を支えるデータセンターやコールセンターなどの事業基盤サービスを提供しています。
    欧州を中心に世界10都市、40を超えるサイトで展開するデータセンターは、高コネクティビティを生かしたプレミアムデータセンター事業者として基盤強化を図っていきます。また、コールセンターは、グループ会社のKDDIエボルバが事業基盤を拡大しており、2021年3月期営業利益は前期比29%増と大きく成長しております。
    今後も積極的に事業基盤を拡大し、お客さまと共にグローバルに成長していきます。

5Gの本格期に向けて

2020年10月に「KDDI 5G ビジネス共創アライアンス」を設立しました。5Gに関連した技術や機器など多様なアセットを持つ「DXビジネス・パートナー」から成るコミュニティを形成し、5Gネットワークの特性を生かしてお客さまのDXを支援していきます。

KDDI 5G ビジネス共創アライアンス

また、2020年12月にはAWSと提携、国内通信キャリアで初めて「AWS Wavelength」を提供開始しました。au 5GネットワークとAWSのモバイルコンピューティングサービスを組み合わせることで、超低遅延通信を実現、お客さまに5Gがもたらす新たなビジネスチャンスを提供していきます。

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